2023年最初の観劇は日生劇場でした。






『The Beautiful Game』


既に東京千穐楽も迎えられたようで

おめでとうございました㊗️





曲はアンドリュー・ロイド=ウェーバー
北アイルランド紛争のドキュメンタリー番組に胸を打たれた人気作家のベン・エルトン氏が実話を元に書き上げた作品(らしい)。

日本ではかつて櫻井翔さん主演により
上演されたそう (知らなかった…)。




(あ、光一さんもこれと👆よく似た構図の

モノクロ写真あったね〜目がハート)





主演は小瀧望さん(ジャニーズWEST)

ヒロインに木下晴香さん

友人に加藤梨里香ちゃん

東啓介さん、豊原江理佳さん、木暮真一郎さん


アンサンブルさんには

SHOCKやナイツテイルでお世話になった

富田亜希さん、松田未莉亜さん、

安井聡さん、広瀬斗史輝さん、などなど。



この作品のことをよく知らないままに

チケットを購入しましたが

アンドリュー・ロイド=ウェーバーだし

晴香ちゃんと梨里花ちゃんいるし

小瀧くんもどんなかなぁ〜って思って。


観てみたらとても良かったです。


ヒロインの晴香ちゃん、さすがでした。

晴香ちゃんのどこか憂いを帯びた

艶と包容力のある力強い歌声

この役にすごく似合ってました。


梨里香ちゃんは本当に少女のようで

とっても可愛らしかったし

東さんはすごくかっこよかったな〜。


小瀧くんも全体的にとっても良かったです。

歌もセリフもはっきりと聞こえたし

演技にもぐっときました。

ミュージカル、これからもやろう!!


演出とか技量とかプロ的目線のことは

私には良くわかりませんが

観ながら何度も涙が溢れました。

結構入り込んだように思います。



長く紛争が続く北アイルランドに生まれた

若い彼らは夢や希望や理想を胸に

サッカーに打ち込み

友達と集い恋をする。


中には宗派を超えて付き合うカップルもいて

すごく偏見の目で見られるけれど

こういう人たちが偏見の壁を超える事で

次なる小さな1歩に繋がっていくのだなと

思いました。負けないで…( ;  ; )



1幕では

仲間と笑顔いっぱいの彼らを

微笑ましく観ていたら

不意にバーンと悲惨な出来後が起きました…


その後何度も明るい場面と悲しい事件が

交互に繰り返されていきました。


でもね、どのような状況にあっても

楽しい時を謳歌しようとする若い本能は

とても大切なものだなぁと思いました。

若さってほんと活力に満ちていて

尊いですね。



対して2幕

彼らは大人になり現実を生き

否応なしに紛争に巻き込まれていきます。


友達に裏切られて夢破れたり

愛しい人を理不尽に失ったり

新しい価値観の結婚の為に

新天地を求めて故郷を後にしたり。


若い頃のようにもう皆で楽しくなんて

全然暮らせなくなる…

こうなると観ていてずっと苦しかった。



そしてこの戦争は勝つことが目的ではなく

相手を勝たせない為、

勝敗をつけて終わらせないことが目的で

それを自分らの世代で成し遂げたら

次の世代へまたその役目を託すのだ…


みたいなすっごく恐ろしいセリフが

あったと思うのだけと


は?

そんな馬鹿げた酷い継承ってある?!


だって、産まれてくる次世代の子供たちには

今より少しでも美しい世界で

生きていってほしいものではないの…?



親友の裏切りにより投獄された主人公は

獄中で洗脳されてしまい

危険なあちら側の人になっていきます。


あぁもうダメなのか…と思ったけれど

ラストではそうはなりませんでした。

彼を救ったのは何だったのでしょう。


良かった…泣き笑い



若い頃サッカーの試合前に神父様が

「さぁいつものように

ビューティフルゲームをしよう」

と言う場面がありました(不確か)。


今となっては

それは単にサッカーだけに留まらず

「常に天に恥ずかしくない行いをしよう」

「愛をもって行動しよう」

ということなのかなと思いました。


タイトルの「ビューティフルゲーム」 は

目には見えないけれど大切なもの、

そしてそういう心のあり方のことなのかな

と思いました。



(…パンフを読んでないので

もし筋違いなことを言ってたら

とても恥ずかしいデス( ◜࿀◝ )、、、)