今回は人生に対する考え方が大きく変わった出来事について書きます。
それは、3年前に祖母が病気で他界したことです。物心ついてから、近親者が亡くなるという経験はそれが初めてでした。葬儀で最後のお別れの時に、げっそり痩せこけた祖母の頬に触れた瞬間、自分でも思ってもみないくらいに涙が溢れてきました。自分の記憶の中にある祖母はいつもニコニコしていて、笑い方が豪快で、自分の絶対的な味方でいてくれる人でした。その記憶と目の前の祖母の姿があまりにもかけ離れていて、すごく戸惑ったことを今でも鮮明に覚えています。触れると冷たくて、固い骨と皮だけがあるという感覚でした。恥ずかしながらこの歳になって初めて、人が死ぬということを実感したような気がします。同時に、自分だけじゃなくみんなも同じように、時計の針は進んでいて、限られた時間を生きているということも改めて感じました。気づけば自分もいい歳になっていました。「人生一度きり」とか、「悔いのないように生きる」という言葉はよく聞きますし、自分もこれまでに使っていたと思いますが、なんとなく使っていたその言葉の意味が祖母のおかげでしっかり胸に刻まれました。
また、人は「いつ死ぬかわからない」とも本当に思います。祖母も、病気が発覚して間もないうちに亡くなってしまいました。若いからまだ時間が残されているとか、全く思いません。今日は3.11です。命ある限り、精一杯生きていきたいです。