クリスマスが近くなると、ティオが山から降りて来ます。
太い丸太の切り口に顔を書いて、カタルーニャ伝統の黒縁取りした赤い三角帽子をかぶせます。



子供達はクリスマスまで、お水や食べ物をあげ、毛布を被せて、ティオのお世話をします。

ティオは、大小様々な人形がマーケットをはじめ、あらゆる所で売っていますが、アンドラ人的には
「は?買う?山がそこにあるのに?丸太がそこにあるのに?」
って事で皆作ってます。


さて、12月24日クリスマスイブ
家庭によっては25日の昼



同じく山から持ってきた枝で、歌に合わせて
ティオを叩きます!

カガ ティオ ティオ デ ナダル
うんこおじさん、クリスマスおじさん🎄


何を隠そう、可愛い顔してうんこおじさん💩なんです。

歌が終わって毛布をめくると

ティオがうん💩してます。


いいえ、💩は、子供達の大好きなお菓子です

歌ってティオを叩く→毛布の下からお菓子が出る
→子供達広い集める→

子供達別の部屋でティオを叩く棒を洗い清める歌を歌って洗う(このタイミングで大人が毛布の下にお菓子を仕込む)
地域によっては、別の場所にいるマリア様にお願いの呪文を唱えたり、色々あります。


→子供達、歌ってティオを叩く。
の繰り返しで、子供達はたくさんの💩お菓子をゲットします!



なんでうんこ💩?
ですよねー?


これは、山の恵みへの尊敬と感謝の意味があります。
どんな肥料よりも、動物達の💩が土を畑を育てて豊かにし、作物を美味しく育てます。

日照時間が少ない山脈の合間にあるアンドラ公国では、特にその感謝の気持ちが強いので、サンタさんより、ティオの行事を大切にしています。

生きとし生けるものに感謝し
自然から教えていただき
自然から頂戴して
謙虚に生きる

それが黒板五郎カガティオ
うんこおじさん


良い話を力説するほど、説得力が無いのはなぜだろう😅←説明語彙力不足だな😅😅😅



親達は子供達に見つからないよう、クリスマスプレゼントの他に、お菓子類を仕込むという、二重のワクワクで散財します💸😁

最初は
え?うんこ?
と思いましたよ、確かに。
でも意味を知ると、素敵な伝統行事を、家族従兄弟揃って出来る日に、ただただ感謝です😊🥂🎄