前回の分の投稿からだいぶ日も進んでしまいました、、、
書きながら思い出して、鬱になって気が進まなかったです。
今回を最終回にしたいと思います。
男に翻弄された新しい職場
日本のファッション業界で働くのであれば、
誰もが一度は行ったことがあるであろう、表参道という街は、私の憧れの場所。
胡散臭社長が紹介してくれた職場はその“表参道“の路面店。
一緒に働いていたスタッフは皆、私よりも一回りは確実に年上でしたが、
それなりにキャリアを積んできた方々ばかりで、接客能力はびっくりするほどうまい。
言ってることは同じなのに、何故か私よりも売れる。
接客は苦手だったけど、それなりに売上は立てられるまでには上達していた私でも歯が立たない。
コーディネートで提案してそれが全てハマっちゃうんだからもう、悔しくて仕方なかった。
そんな新しい職場の店長は高身長細マッチョ。(←もしかして死語?)
俳優さんかと思うくらい顔が濃く、イケメン。30代半ばくらい。
常連さんにもファンがいたくらい、人気のある人でした。
私もセフレ以上恋人未満の彼がいながら、
一回でいいからヤリたいなとw(ハーフですし性欲は強い方でしたwすみませんw)
キラキラした最高の職場とイケメン上司の存在もあって、楽しくない日が無かったですね。
もちろん同じ職場の上司ですから、変な関係にはなってはいけないので、実行に移す気はなかったですが、ワンチャン、
ハプニングが起こってもいいかなと思いひっそり“好きアピールを“してましたw
相変わらず全員が喫煙者&酒好き、だったので毎晩のように仕事終わりには飲み会もあって、とにかくチャンスばっかり!
私が取り組んだアピール↓方法一部w
①仕事熱心な姿勢を見せるため、朝礼の最中は目をとにかく見る
②タブレットや雑誌を一緒に見るようにして、頭の匂いを嗅がせるように顔を近づける
③飲み会では視界に入る位置に座る
他にも上げたらキリがないくらいアプローチはしました。
努力の甲斐あって、店長もかなり私のことを意識してくれるように。
一つ、今でも覚えてるくらい嬉しかったのが、
当時腰まで伸ばしてた長い髪の毛を、思い切って肩くらいまで短くしたのですが、美容院に行った次の出勤。
早番で出勤してる店長の元に、遅番出勤で挨拶しに行ったら
満面の笑みで迎えてくれて、顔を赤くしながら、
「えー!?めっちゃ可愛い!チューしていい?w」
と冗談で言われたのですが、思わぬ発言に照れてしまったので、
「なに言ってんねん!」とただ普通にかわしちゃったのです。
今思えばチュッとしとけば良かったのにな、、
とその日から今日までずっと後悔してますww
諦めきれない私
もうあと一歩でイケる!というところまで来たと思っていたのですが、
日々の飲み会によく参加してくるメンバーの中に、
本社勤務のヨーロッパから来たこれまた長身の男性がいました。(国名も身バレする可能性あるので伏せますw)
顔はそんなにイケメンではなかったけど、
外国人特有の筋肉質で、いい体してたのですw
店長がいない日の飲み会、私はその人にべったり。
なかなか釣り上げられない店長に痺れを切らしていたのもあり、
ついにはそのヨーロッパ男と体の関係を持ってしまったのです。
飲み会の帰りにそういう展開になったこともあって、
翌日、飲み会に参加してた他のスタッフが「昨日あの人とヤッたでしょー?!」といじったせいで、
店長の耳にも入ってしまったのです。。
セフレ以上恋人未満よりも、知られたくなかった。。
時間が経てば忘れるだろうと思って気持ちはすぐに切り替えて接しましたが、
その日からあまり目も合わせてくれないし、
タブレットや雑誌も一緒に見てくれなくなった。
本社勤務でありながら店舗で作業をすることの多かったヨーロッパ男はみんなの前でも
私に近寄って話しかけてくるし、
なんならもう、付き合いたいとまで言ってくる。
体の相性はよくなかったし、、
「付き合うのは無理。あなたには興味がもう無い!」
とも言えず、、、それとなくかわすしか私にはできませんでした。
胡散臭社長の耳にも話が入っていて、
あっさり男と寝る従業員であることがわかった為か、
社長仲間との飲み会に、“飲み会の華“として頻繁に呼ばれるようになったのです。
胡散臭社長は流石に男性としては見れなかったので、関係を持ったことはないですが、
紹介される社長仲間は、東京の中心地で会社を経営しているような人ばかり。
皆一様に美意識が高く、しかもファッション業界ですから、素直にみんなカッコいい。
当時22、3才くらいの私から見ても、色気のある大人が多かったのです。
店長のことが好きな反面、セフレ以上恋人未満のことがやっぱり好きで、
どちらからも、しかも自分のせいで見向きしてもらえなくなったことでヤケになり、何人かと体の関係を持ちました。
職場に居づらくなっていた頃に、百貨店への移動の話が上がり、
なるべくなら百貨店では働きたく無かったのですが、店長というポジションでと
依頼を受けたので、引き受けることになりました。
ここから急降下
23歳にして、小さな店舗を任されることになった私は、
表参道でのキラキラした日々と、後悔したこと全てを忘れるように、仕事に熱中しました。
ただ、ファッションに興味のある人でないと知らないようなブランドだったので、売り上げがとにかく立たなくて、本当にきつかった。
百貨店だから、社員さんや周りの店の従業員とかに、あたかもすってないかのように、ゴマをとにかくすってなんとか店舗生命を維持していました。
部下に当たる従業員は、胡散臭社長が集めたメンバー。
私含め男性1名、女性2名という少数シフト。
私以外の女性1名は、元キャバ嬢。
しかも私よりも年上で、もう本当に厄介者。
これまた詳細を書くと身バレしてしまうので省きますが、
言うことを全く聞かないし、極めつきには男性客とのトラブルを起こしたので、社長に頼み他の店舗に移動してもらいました。
その次に社長が派遣したのは、これまた現役キャバ嬢。
今回は年下だったので、言うことは聞いてくれるけど、
接客をほとんどしないし、アパレル販売員の基礎が全くできない。
なんとか教育をしていたのですが、売り上げが本当に上がらない。
胡散臭社長はもちろん責任者である私を責める。
23歳と言う年齢で店を任され、プレッシャーに日々押しつぶされていた私は、
この現役キャバ嬢が入ってきた頃のメンタルはズタズタ。
社長との口論が増えるようになった。
胡散臭社長はかなり女が周りに多く、今回の現役キャバ嬢も愛人だった。
自分の奥さんや娘さんまで働かせるし、とにかく頭のおかしい人。
売り上げが取れない話から店の方針など話ている時には、
「お前、あいつに対してタメ口でしかもなんか指導してるらしいじゃねえかよ、
どう言うつもりなんだ!」と理不尽に怒鳴り散らかされたことも。
「あの子何もできないしこのままじゃ全く売り上げ立たないんだから仕方ないでしょ」的な内容で私も反論するのですが、
そんなのが連日あるともう、無理。
この人に夢を託した私の人生はなんだったの?
年始のバーゲンセールの準備に忙しくしていた、そんな時に目が覚めてしまったのです。
気持ち悪い。
ぜんぶ、気持ち悪い。
社長が奥さんと愛人を働かせて、
私は社長たちから仕事をもらうための生贄だったんじゃないか、
気持ち悪い。
スタートからやり直してあの店長の元に行きたい。
もう戻れないところまで来てしまった。
何度目かの口論をした翌日、職場には出勤せず
居酒屋で朝からビールを飲みながら退職届を書き、辞めた。
これが3回目の退職。
やめ方がゆとりですよね。
でも、もうやってらんねーって思ったらやってらんねーんです。
給料明細をまともに見てなかったので後から分かったことだけど、
私は雇用保険も何も入ってなくて、正社員でもなんでも無かった。
社長なりの節税だったみたいだけど?
それも含めて気持ち悪い。
急降下した私は大好きだったファッション業界を、ついにやめたのでした。
この後の転職先は、高級レストラン・テレビ関係と様々仕事をしましたが、
独特な経歴ゆえ身バレしてしまうのが怖いので、
これ以上は書かないことにします!ので、おしまい!
精神的にダメになってしまった今の私はモヤモヤしたものを吐き出そう、と思い、このブログを書き始めました。
いいねをくださった方、読むだけ読んでくれた方、ありがとうございます。
今後はもっと日々のこと吐き出してきたいと思います。
あとたまに猫もw
ありがとうございました。