君の指の隙間から
零れ落ちる
        ちらちら と

僕が掬い取って掌にのせても
零れ落ちる
        ちらちら と


舗道に堕ちた永い  影

抱き締めていた   体温(ヌクモリ)は
都会(マチ)の街路樹の葉のようになってしまっていて・・・

ひらり
     ひらり
           ひらり・・・


乾き切った地面に幾ら水を注いでも
吸い込まない
枯れてしまった根に幾ら養分を与えても
吸い上げない


何が 違ったのか
             判らないよ



君の指の隙間から
零れ落ちる
        ちらちら と

僕が掬い取って掌にのせても
零れ落ちる
        ちらちら と


舗道に堕ちた君の    息

抱き締めたいよ         もう一度
       抱き締めたいよ      もう一度

都会(マチ)の陽炎の中を泳いで融けてゆくまで睡っていようか

ゆらり
     ゆらり
           ゆらり・・・