外食事情第二弾。
旅行ガイドを見ると、十中八九、シンガポールでローカルフードを食べるなら「ホーカーズ」で!と書いてあります。ホーカー(Hawker)というのは露天商、屋台という意味の英単語で、ホーカーズというのはそういったお店が集められたエリアを指すそうです。
が、シンガポーリアンに「ホーカーズ」といっても通じません。
じゃあ何といえばいいのか?
正解は「ホーカーセンター」です^^ ホーカーセンターの特徴は、小さなお店がたくさん集まっていること、屋根はあるけどエアコンは効いてないこと、HDB(団地)の近くにあること、国営であること(!)などなど。こんな感じです↓。
なんでも昔は無認可で衛生的によろしくない屋台が沢山あったとかで、シンガポール政府がそれらを排除すべく、屋台を一か所に集めてガッツリ管理したのが始まりだとか。そのおかげかどのホーカーセンターも衛生面はきちんと管理されてる印象です(少なくとも自分はおなかを壊したこととか全然ないです)。
ホーカーセンターの食事は、なんといってもお安い!! チャイナタウンやブギスみたいな都会(?)だろうと、超ローカルなHDB周辺だろうと、
3~4SGDあれば余裕でおなかいっぱいになります。さらに種類がとても豊富で、中華系・マレー系・インド系のメニューに加え、飲み物や果物等のサイドディッシュまでそろっています。自炊するよりよっぽど安く色々食べられるんじゃなかろうか??
以下、ホーカーセンターでの過ごし方についてご紹介します^^
(1)席の確保
食事時は混みあうので、まずは席の確保をするのが正解! テーブルの上に何か置いておくだけでOKで、誰かがそこにいなきゃダメとかいうことはないです。何を置くか?は、貴重品じゃなきゃ何でもOKですが、ポケットティッシュを置いておくのがシンガポール流☆
(2)お店の選び方
よく言われていることですが、
人がいっぱい並んでいるお店は美味しいです。たいてい外しません(…が、たまにサーブが遅くて並んでいるだけのことも凹)。
衛生面が気になる人は、お店のランク表示を見てみるといいかもしれません。AからEまであり、
B以上なら相当衛生基準が高いと思ってよいそうです。個人的には、ほとんどのお店がBだと思います。Aなんてホーカーじゃ滅多に見かけません。スタバとかの大手くらいじゃないかな?
(3)注文の仕方
日本のフードコートと同じ感じです。必要ならトレーを持っていって、レジのところで注文を言うだけ(いわゆるセルフサービス)です。メニューが中国語系とかでうまく発音できそうにないときは、メニューの番号だけ言ってます^^; 「Can I have ... No.4?」とか何とか言っておけば大丈夫です。
お店の人に一番よく聞かれるのは「Have here?」でしょうか。テイクアウトするかしないかの質問です。お店で食べるときは「Have here」、持ち帰るときは「Take away」と答えます。この言い方はイギリス英語由来らしいです。アメリカ英語の「For here」と「to go」も通じますが、この表現はあまり聞かない気がします。
あとはもう、
困ったら前の人のマネをしてみるに限ります。
(4)食事中
ホーカーで食事をしてると、見知らぬ人にいきなり話しかけられてビックリすることがあります。ぜんっぜん聞き取れませんがw、たいてい「飲み物どう?」って言ってるそうです。もちろん有料ですが、ホーカー価格なのでお高くはないです。買ったことないので相場は知りませんが。
食事中に注意することがあるとすれば、
テーブルやトレーはきれいなものと思わない方が良い、ってことでしょうか。日本人の感覚だと、ついポロっとこぼしたものを「三秒ルール」とか言って食べたくなってしまいますが(すみません^^;)、同僚に全力で止められました(恥)。 よくよく観察してみると、多くの同僚はスプーンやフォークをトレーの上には置きません。トレーはあくまで運搬用ってことなのかな?
(5)食後
日本のフードコートだと、食後は自分で食器を片づけるのが基本ですが、シンガポールの場合は違います。どのホーカーセンターにも片付け専門の人がいますので、
放置したまま帰ってOKです。最初はちょっと抵抗ありますがラクでいいなーと思います。
この片付け担当の方々は実にすばやくて、こちらが食べ終わってから席を立たずにいると、すぐに「お下げします!」ってな感じで食器を持って行ってしまいます。混んでるならともかく、空いてる時もそんな感じなので落ち着きません。。。まぁ、ゆっくりお食事しておしゃべりして…って感じの空間ではないということでしょうか。
次回はフードコートのご紹介です!