皆さまこんにちは。
本日は、ひとつの夫婦喧嘩が、どうしてここまで壮大な“人間ドラマ”になったのかをお届けします。
ジャンルで言えば「家庭内サスペンス・ちょっとホラー・やや自己啓発系」です。
さて。
発端はですね、私が心の底から「くだらなっっっ!!!」と思ってる小さな事件。
当時も今も、1ミリも私に非があるとは思っておりません。
むしろ、どこに非があるのか逆に教えてほしい。
なのに、「また始まったよ」と、例のスイッチが入る我が夫。
さすがに私も思ったわけです。
「そろそろこの無限ループ、なんとかしなきゃな」って。
で、出勤前にこっそり
-
パスポート
-
現金
-
海外でも使えるクレカ(※ちなみにこの時まで家族カードしか持ってませんでした。泣ける)
をバッグにイン。
ちゃっちゃと翌日&翌々日のホテルを予約し、
お仕事終了後は即・ホテルチェックイン。
ところが。
仕事中、鬼のようにスマホが震える。
通知の内容はこんな感じです。
「お前が俺の心を理解しないのが悪い」
「無視される俺に生きる価値はない」
「今、タワマンの屋上にいる」
「飛び降りるからな」
「保険金の手続きはよろしく」
「今の家は俺の親の持ち物だから、住めなくなるだろうけど、
保険金で新しい家でも買って生き延びてくれ」
いやもう、**ホラー映画の脚本?**ってくらいのテンプレ展開。
さすがにドン引きして、既読もせずに無視してたら…
「夫が死ぬって言ってるのに無視か。お前は人間じゃない」って来たよ。
いやいや、人間じゃないのはどっちですか案件なんですが。
私は知ってるんですよ。
「死ぬ」ってワードが、私をコントロールするためのツールであることを。
でも、「長年連れ添った夫婦で“死ぬ”って言われて無視できるなんて、人間じゃないよな」とか言われると、
一瞬、「あれ…私って冷たい?」って罪悪感がよぎるのが本当に悔しい。
誰か、プロのネゴシエーターさんいたら、ほんとレクチャーしてほしい。
で、結局、ダンナから
「俺も戻るから、お前も家に帰れ」とLINEが来て、
私もあっさり帰ることに。
「これで家出の覚悟、伝わったかな〜♪」
なんて、ほんのちょっぴり期待してたんですが…
現実はこう↓
「カフェにでもいるのかと思ったらホテル取ってただと?」
「俺は寒空の下ブルブル震えてたってのに」
「お前はいいご身分だな」
「俺が1円2円を節約して生きてるの、知らないわけないよな?」
「俺は家族以外とホテル泊まるなんて考えたこともない」
「外で働くエリート様はスケールが違いますなぁ〜」
ええ、イヤミ百連発いただきました。
はい、帰らなきゃよかった案件No.1、ここに認定。
今となっては思うのです。
もっとしっかり気持ちを整えて、あのときのやり取りを文書化し、
「この件で100%私が悪いって思う人、手を挙げて」
って周囲にジャッジしてもらえばよかったな、と。
そして「ダンナからの電話は、裁判所から通知が来るまで取らない」とか、
精神的シェルターを築いておくべきだったなと。
というわけで、今回の家出小旅行は
“自分を守る防災訓練”みたいなものでした。
次はもっと装備を整えて出発したい所存です。