- 桂 望実
- 県庁の星
県庁のエリート野村が、田舎のスーパーで苦労しながら、次第に力を出して、組織を変えていく姿をコミカルに描く。
この話は、官公庁だけでなく、大企業や最近問題のあるU社の幹部にも読んでもらいたいところだろう。
逆に、県庁さんの素直さが新鮮さがまぶしく感じられる。
物事に真正面から頑張り姿は、どこに行っても、頑張れるんだと思えるのがこの小説の素晴らしさだろう。
県庁さんの先生役は、スーパーのパートの中年女性二宮。
裏店長と言われ、仕事が出来ない正職員の穴埋めをしている。私生活では、母子家庭で、20歳の息子と旨くいっていない。
この親子関係の横糸が、実に味がよく、この小説を面白くしている。