- 光原 百合
- 十八の夏
評判の「十八の夏」を読む。
短編が4つ。
青春ミステリーといえるだろうか。
個人的には、最初の「十八の夏」がいい。ミステリーとして読まなかったためもあり、2度読んだ。
2回目は、ストーリーがわかった上でのでの再読。
全体には、人の良い人の話。あるいは出来すぎな話にも感じるところがあり、「兄貴の純情」のように一方的な思い込みで、ちょと困った人だし、まあ、いまどきありえないよなあっていう気持ちがおこってしまう。
「イノセント・デイズ」にしても、なんだか殺人のところにリアル感が感じられなかった。自分の親への一方的な気持ちの正当化みたいなところもあって、そう簡単に人は殺せないという気持ちがあるので、ちょと”芝居”がかっているような気がするんですがね。
まあ、好き好きでしょうが・・評価が高すぎじゃない。
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