著者: 村上 春樹
タイトル: ダンス・ダンス・ダンス〈上〉

風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』の3部作の続編

羊をめぐる冒険から4年経過した1983年から小説は始まる。

再び札幌の”いるか(ドルフィン)ホテル”に僕は向かう。そこで、メガネが似合う女性ホテル従業員から、そのホテルの16階にある暗闇の空間を聞く。そして、そこで僕は、再び身らの分身と思われる”羊男”に出会い、「踊るんだよ。」と言われる。

その後、偶然「片思い」という映画の中で同級生の五反田君とかつて”いるかホテル”で行動をともにしたキキが絡むシーンを見たことから、僕は五反田君と遭うことになる。

一方、札幌から東京に戻るときに一緒に連れて帰ることになった14歳の少女とも仲良くなり、彼女の父から、その少女と時々会うように頼まれる。

様々な現象が、僕の心の中の反映なのだろうか。僕は、一体どこたどりつくのであろうか。

つなぐあるいはつながるとい言葉が意味するところは、なんだろうか。

村上春樹独特の文章リズムとしゃれた食生活。1980年代にあって、お酒はたしなむが、煙草を嫌い、紀伊国屋で健康な野菜を買う。こんな生活は、すごい!って、思える。

僕の行動や意識が、どこまで現実でどこまで幻想なのか。読者にはわからない。

後半が益々楽しみである。