2013・5・31 マチネ
バルジャン 吉原光夫 ジャベール 鎌田誠樹
エポニーヌ 笹本玲奈 ファンティーヌ 和音美桜
マリウス 原田優一 コゼット 若井久美子
アンジョルラス 上原理生
テナルディエ 萬谷法英 夫人 谷口ゆうな
ガブローシュ 加藤清史郎
新演出、やっと観て来ました!
ガレー船の水しぶきからの幕開けが、なんとも新鮮。
舞台を端から端までいっぱいに使うことで、例えば一日の終わりもベガーズも
役者さんたちが、前に1列にせり出してくるのが迫力があっていい。
特にベガーズは、目の前全部がベガーズって臨場感がある。ガレー船や下水道の背景とかの映像や、下水道の入り口のギギギ
(閉めるときは音がなかったけど)を使うことで、わかりやすくなった気がする。バリケードの場面で、弾をとりに向こう側に行ってしまったガブローシュが宿屋でテナルディエが、二階から登場するのもいい。バリケード下手で、バルジャンが撃つからびっくりした。
見えないの?と思ったらてっぺんにバッグが届いて、ガブローシュが
てっぺんに登ってスポットを浴びながら打たれるシーンは印象的でとても良かった。
ガブローシュの遺体が、アンジョルラスからグランテールに渡されるのも泣ける。
エポニーヌの「マリウス。早く!」と、学生のバルジャンへの「よくぞやってくれました」
というセリフが入ってたのはいらないと思ったけど、トータルでみたら
新演出も悪くない。
でもさ・・・
ベガーズで橋がかかって、アンジョルラスとマリウスが登場する
あの胸が高鳴るシーンがなくなった
学生たちと出てきて木の箱に乗っていた。
しかも、べガースの歌詞がやたら短かった。
冒頭のガブローシュの歌詞が、全然違うのに気を取られてよく覚えてないけど、
ついてこいと、マドレーヌがなかった気がする。
なぜにこの大好きなくだりを、カットするかな
アンジョルラスが目立たなくなっちゃったなぁ・・・
悲しい。
あとさみしいのは、年号と地名がなくなっちゃったところかな。
さて、役者さん。
バルジャン 吉原さん 初見。
ベッシーがいたら見ることはなかったバルジャン。
素晴らしいです。かなり好き。
時折ベッシーにも、優しい今井さんにも見えた。
高音も綺麗だし、圧倒的な声量とパーンと太い声で、この人の喉には声帯が
何枚もあるのか?体の半分は喉なのか?と思わせる。
歌声だけで人を感動させられる声で、独白から泣けてしまった。
ぼうずにびっくりだたけど、新鮮でやけに似合う。
優しそう。彼を帰してとエピローグの微笑みがたまらない。
告白の手紙落としたけど、演出じゃないよね?しばらくそのままにして
コゼットに渡すときにさり気なく拾ってた。
ジャベール 鎌田くん 初。
若い。代役としては大健闘ですよね。次に期待できそう。
ソロはすごく良かったけど、対決は相手が相手だけに負けちゃう。
2幕は音程かなり外れてた気がする。
死体が運ばれた後のくっそーは違和感あるなぁ。
エポニーヌ 玲奈ちゃん
玲奈ちゃんのエポニーヌは必ず見る。声が好き。
いくつになってもどんな役でも演じてしまうのが役者だと思うけど
玲奈ちゃんはもうエポニーヌには収まらないような気がする。
といいつつ、オン・マイ・オウンはやっぱりいい。
コゼットのところへ連れて行く時、マリウス早く!と台詞が入った。
プリュメ街で二人のやり取りを陰から見ているのが切なすぎる。
ワン・デイ・モアでマリウスに 彼女と行くか 仲間と行くかと
問いかけられた時の戸惑いが印象的。
恵みの雨の痛々しさや(震えていたのはけいれん?リアルだった。)
マリウスへの思いがひしひしと伝わって泣けます。うまいなぁ~
ファンティーヌ 和音さん 初見。
きれいな方。
生の劇中のファンティーヌが歌う ♪夢破れて こそ 本物。
伝わってっくるものが全然違う。
マリウス 原田くん 初見。
サイゴンのクリス以来かな。
シャクリの多い、演歌調の歌い方は相変わらずだけど
品のいいお坊ちゃまマリウス。いいんじゃない。
コゼットに手紙を届けるように頼んで、バリケードに戻ってきたエポニーヌに
何やってんだよ~みたいな態度が酷すぎて印象的。
バルジャンに話があると言われ座った時の、もじもじ感も印象的。
コゼット 若井さん
パパ~。私だってもう大人よ。プンプンが印象的。
アンジョルラス 上原理生くん
ベガーズは所々抑えているような?、ベストな声ではなかったような?・・・
群れとなりて~♪は圧巻のパーンと張ったお声に戻ってました。ホッ。
私はこの方の歌声を聞いているだけでいいのですが
マリウスと手を握って、ピカーッとスポットが当たるシーンがステキ。
でも橋の上がいい。なんか目立たなくなっちゃったなぁ。
グランテールに何か告げてから、バリケードに登っていくのは泣けるけど。
テナルディエ 萬谷さん
細い方ですが、大きく見せるコツを心得ておられます。
コミカルで愛嬌たっぷり。ソロが良かったな。
テナ婦人 谷口ゆうなさん
恐っ。
ガブローシュ 清史郎くん 初見。
かわいいし、歌もうまいし。演技も上手。もう家に連れて帰りたい。
グランテールとの絡みが増えて、すごくいい。
カフェではグランテールにくっついていってなだめたり
恵みの雨では、お姉さんであるエポニーヌが倒れているのに気づいた時
グランテールが支えてくれて、死んでしまった時もグランの胸に飛び込んでいくね。
ここまで仲がいいと、ガブローシュがバリケードの向こうに行った時に
グランテールが追いかけて行かないのが不思議。
難しい場面を上手に演じていた清史郎くん、すごいね。
大きくなったらぜひアンジョルラスを!
アンサンブルさんたちの中で光っていたのは
神田恭兵くんと池谷祐子さん。
神田くんはトゥイ以来。声も演技も、頭ひとつ抜けていませんか?
次はマリウス、アンジョルラスはいかがでしょうか?
池谷さんはジジ以来。
工場でのファクトリー・ガール。うまいなぁ!
次はファンティーヌどうでしょう。
ワン・デイ・モアとアンジョルラスファンの私。
アンジョルラスの演出変更は、がっかりなところもあったけど
ワン・デイ・モアはやっぱり絶対的に良い。
演出が変わってあちこちから顔が出てきて歌うので、目が足りないけどね。
私が危篤になったら帝劇に連れてきてもらって、聞きながら死にたい。
そう思うくらいワン・デイ・モアが好き。
なんか三角行進の歩き方が違うなぁと思いながらも、
前列にアンジョルラスとマリウスとエポニーヌがいて嬉しかったし、
足の先から脳みそまで震えて、口から心臓が飛び出そうな衝撃を
今回も感じました。
この場でしか味わえないこの感動に、時よ止まれーとまた思う。
私の細胞の一つ一つが喜ぶ、そんな感じです。
この曲がある限り、この先もずっと
レ・ミゼラブルを見続けます。
レ・ミゼラブル大好きです

