先日友人の、のりのりさんとお茶をしていたら
「なんで日本人は桜がすきなんだろう?」 って、素朴な疑問。
そういえば、そうだなあと思っていろいろ自分たちの考えを話しながらコーヒータイムは終了。
昔からお花見に行こうよ といえば 桜 。
桜見 じゃなくて 花見 。
花見ってことはどんな花でもいいはずだけど・・・。
なんで桜見じゃなくて花見なんだろう・・・ (・・?
でも、パンジーとかひまわりを見てドンチャン騒ぎをすることはあまりないような。。。
やっぱり、桜じゃないから?
とりあえず由来を、と家に帰り辞書を引いてみた。
桜の宴の始まりは平安時代からの風習といわれている。
それまでは中国から伝わってきた梅の花を鑑賞していたそうで、
花=ウメ だったのが、花=サクラ に・・。
最初は貴族が歌を詠んだりして宴をし、武士の時代になるとお酒を飲みながらの宴に、
花見は上流文化として武士を通じてひろがっていった。
その後室町時代には足利義満がいろいろな種類ののサクラを観賞用のために持ち込み、
桃山時代になると豊臣秀吉が自分の地位や権力を民衆に知らせるために花見を壮大。
その後、民衆にもサクラの木の下で宴をする「花見」が娯楽として広まった
・・・ということらしい。
そういえば昔、読んだ本に書いてあった一説 書いたのは新渡戸さんだったと思う・・
”武士道とは日本の象徴たる桜の花のようなもの”
1本の木が1年に1度、瞬時に最大に咲いてぱっと散る・・・
咲き誇りながら、散っていく花びらに、はかなさと強さを感じられる。。。それが武士道とのこと・・
また、外国ではバラを愛する人が多いらしい。
バラには美しさの陰にトゲを隠し、散り果てず枝についたまま朽ちていく・・
そしてバラはあざやかな色と強い香りで自らを誇示する。
確かにバラは1輪でも存在感があるし、個性もある気が。
桜はたくさん集まって存在感が出てキレイだなーってそしてぱっと散っていく。
好きな花っていうのも性格が関係しているのかなあ。
いろいろ理由はあるとおもうけれど、
今の日本人にはおそらくサムライ魂なんてものはないから
まややは、単純に美しいから桜が好きなんだと思う。
桜並木を見かけたら、少し遠回りでも近づいていき、上を向いて歩いてしまう。
あの満開の桜の下を通ると自然に顔がほころぶ・・・。
そんな素敵な気持ちにさせてくれるのが桜じゃないのかな?
たまには、こんなことを考えながら花見もいいんじゃないでしょうか?