不適切保育は絶対に絶対にしてはいけません。それは大前提の上で保育士的には、このたった26才の若い保育士を虐待に至らせるまで苦しめた物は何だったのかと思います。
私が働く園にも多くの移民若手保育士がインターシップに来たり、働いたりしています。彼女たちは皆、天使のように優しいです。どんなに酷い態度の子供にも根気強く優しく接しています。保育士目線から見ても感動するほどの優しさです。
私は、この不適切保育を起こした保育士も最初は、そのような人だったと思います。なぜならそのような人でないと激務かつストレス過多な保育業界で(新卒から入ったとして)4-6年間もの間、問題を起こさずに働くことはできないからです。
正直、保育現場で働いているとそのような優しい保育士をも壊していく、不適切行為を誘発するような行動をさせる子供がいます。例えば
•他害が止まられず他の子供を引っかく、殴る、蹴るなどを繰り返す子供
•保育士が子供の不適切な行動を止めようとすると耳元で叫んだり、保育士に殴る蹴る噛むなどの暴行を加える
•少しでも自分に都合の悪いことが起こると泣き叫び、逃げ回り一切の指導が通らない
•保育士の顔を見るたびに何日も酷い時は何ヶ月も【出ていけ】【お前を蹴り出してやるよ】と暴言を吐く。更には友達を呼び集団で【出ていけ！出ていけ！】と囃し立てる
•水筒の水を口に含んで何度も吐き出す 保育士に吐きかける 水筒を取り上げると床を転げ回って泣き叫び暴れる
といった行動をする子供です。このような子供がクラスに複数います。あなたが保育士なら不適切な保育をせずこの子達を毎日面倒見られる自信が、ありますか？
不適切な保育は、もちろんいけないことです。しかし子供の中には保育士が問題行動を繰り返し注意するが止めず、何度も何度も繰り返し更には保育士に暴行や暴言を繰り返し結果的に保育士に不適切な保育をさせている子供も多くいます。普通の良い子が保育士に不適切な保育をされることはまずないです。これだけ体罰が厳しく体罰をしたら顔も名前もニュースで晒されて逮捕される時代にそれでも不適切な保育をされた。その要因が保育士だけにあるとは、とても言えません。不適切な保育をお子さんがされてしまったら保育士を責めて終わりではなく子供の行動に重大な問題がある可能性を疑い子供の将来のためにも適切な検査、療育を受けてほしいです。
不適切な保育をするくらいなら保育士を辞めろと言う声も聞きます。その結果が今の深刻な保育士不足です。保育園はインフラです。これが無くなると皆さんが仕事を辞めキャリアを諦め子供を自宅保育することになります。
私的にはこれが1番の解決作かなと思います。保育士の待遇が改善されることは無さそうです。なので時代を昔に戻し子供は原則、自宅保育。給料は夫が稼ぐ。夫がいない場合は国が支援。子供が大きくなったら教育のためプリスクール(幼稚園)に入れる。これが幸せな道かもしれません。現場からはこれ以上の解決策が見つかりません。
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