1941年のフランク・キャプラ監督のアメリカ映画です。






アメリカの架空都市ブルテンにある新聞社で、セリフもなくコミカルな表情や動作で社員が次々とリストラされるシーンで映画が始まります。







この映画は重いテーマの割にはちょいちょいコミカルな部分があります。








私が注目したのは、主人公を演じるゲイリー・クーパーという2枚目俳優が変顔をみせていることです。






当時の映画って、かっこいい男優がかっこいい男、あるいは何かに立ち向かう男らしい男を演じるっていうパターンが多かったので、主人公の2枚目俳優がわざわざ変顔をしたり、コミカルなことをするのが印象的でした。








この映画は裏社会を描いている話でもあり、民衆のためにやっていると見せかけて結局は自分達の利益しか考えてない政府や、根拠のない言葉にいとも簡単に流される民衆(私達)について生々しく描いています。








主人公が民衆の理想像であるジョン・ドウという男になっていく様も見所です。







そして最後は「民衆をなめたらひどい目に会うぞ。」というセリフでこの映画は終わるのですが、この頃の映画は見ている人に訴えたいという決定的なセリフが映画の一番最後にくるという形式が多いと思いました。







1939年の「怒りの葡萄」でも「私たちは弱くないわ。簡単に崩れたりしない。生き続けるのよ、私達は民衆だからね。」






という民衆の力強いセリフで映画が終わります。







このように、冒頭部分よりも終わり方のがインパクトある映画もあるんですね!

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ブログ著者プロフィール
MAYA(女優、モデル 1990年生まれ)映画出演歴は「渇き。」、ショートフィルム「わたしの王子」いずれも2014年夏公開。
ネオリーブのイメージモデル2008年~。Smash Model Management所属 http://www.smash-mgm.com/
趣味は映画鑑賞。
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