マリリン・モンローを演じたミシェル・ウィリアムズは、前々から好きな女優のうちの一人であります♪( ´θ`)ノ




どの作品を見てもみためを含め、見事に毎回別人で、私の中ではカメレオン女優です。






今回の作品もやってくれましたね。






実在した人物を演じるほど、難しい演技はないと思っています。





演劇の世界で「芸術の再現」という言葉があります。





これは実在の人を演じること。しかしそれはモノマネであってはいけない。自分なりにその人を演じていかなければいけない。






実在した人物だからこそ忠実に演じたい。でもモノマネになってはいけない。




でも似ていなかったり、イメージがあっていないと今度は視聴者から批判を浴びてしまう。


難しいですよね(^^;;





特に日本はマンガを実写化するケースが多いから、役者がそのキャラクターを忠実に演じようとしすぎてもはやモノマネにしか見えないことが多い気がします。



そもそもマンガを実写化することがよくないと思いますが…。




で、話は戻り、





マリリン・モンローって、見た目も話し方もすごく特徴がある人だからみんなが真似しやすいんですよね。




だからどう演じるのか期待と不安で見始めたのですが……映っていたのは現代に蘇ったマリリン・モンローでした!





途中から本物にしか見えなくなってくるんですよね。





まったく違和感のない演技、ミシェル・ウィリアムズを起用したことに納得できます。






だって、見た目だけだったら別にスカーレット・ヨハンソンでもいいわけでしょ?笑





そこをあえてのミシェル・ウィリアムズにするところが、監督分かってますね。







映画は表舞台とは違う孤独なスターの姿に焦点を当てたありがちな話。





仕事も名誉もお金にも成功する人って、愛に飢えてる人が多いですよね。






あの時代、誰もが憧れたマリリン・モンローもそのうちの一人。






印象に残ったセリフがあります。



「男はみんな私がマリリン・モンローじゃない私を知った瞬間、みんな去っていくのよ。」




知って欲しいのはハリウッドスター、マリリン・モンローではなく、本当の自分。






マリリン・モンローという芸能界が作ったプロパガンダがいつしか一人歩きをしてしまい、自分でも追いつけなくなっていたのが伝わります。






この映画の彼女は、とても純粋で少女のようなかわいい女の子。





ただ幸せになりたかった一般の女性とは変わらない普通の人だったのかもしれない。








早くして亡くなっているだけに、本当に幸せな人生だったのだろうかとちょっと切なく見てしまう、そんな作品でした。
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