ずっと前から見たかった、初の園子温監督作品。



久々にいい邦画に出会えました。(演技も含めて‼)



日本にもまだ素晴らしい作品を作ってくれる監督がいたんですね(TωT)ウルウル



しばらくは園子温ワールドにハマってしまいそうです。




どことなく、村上龍作品と系統が似ている感じがしました。(日本の裏社会を扱ってるところとか。)






親からの愛を知らないひねくれの主人公の住田と、対象的で明るいクラスメイトの茶沢。





まったく正反対の2人だけど、どこか釣り合う感じがする。



いや、正反対だからこそ釣り合うのかもしれない。





茶沢の素直でまっすぐな明るさは、住田にとっての太陽、自分の暗闇を照らしてくれる光。






茶沢も親の愛を知らずに心に傷を負いながらも、明るくいられるのは住田がいるから。





知らないところで互いが互いの原動力になっているのが感じられる。






映画の中で2人が互いの顔をひっぱたいたり、取っ組みあいをしたりするシーンが多い。






これは、普段荒んだ環境で生きている2人が、誰にもぶつけられない気持ちを不器用ながらも正直にぶつけあっているようにみえる。






映画をみている側も、こいつ死んだほうがいいでしょと、一見思ってしまう住田の父親。








でも、どんなにクズでも、どんなに死んでほしい奴でも、どんな理由があろうとも、人殺しをしてしまったらそこらへんの殺人犯と一緒なんですよね。





殺していい人間なんかいない。(そしたら死刑制度はどうなるんだろうという話ですが…。)






最後、住田が自殺しないで自首することを選んだのも、人間は悪いことをしたら罪を償わなくてはいけないから。





死んで逃れることもできたけど、自首することで新しい人生を生きることを選ぶ。





終わり方は、どん底から這い上がって茶沢と一緒に前へ前進していく住田の心境が感じれる。





だからある意味ハッピーエンドなのかもしれない。






個人的には、茶沢のエピソードももうちょっと取り上げてほしかったですけどね(´・_・`)






見終わったあとに、


あれはどうなったの⁉
茶沢はこれからどうなっちゃっうの⁈



って私は思わされてしまいました笑






でも全体的には素晴らしい作品です。



他の作品も見たくなります!
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でも


















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