全ては食卓のデザインから ~ラッセル・ライト
今日はアメフトの試合がありませんでしたが、先週に引きつづき
崇拝する陶芸アーチストさん
をまたご紹介しちゃいたいと思います。
20世紀アメリカのデザインに興味があるひとなら知ってる(はずの)ラッセル・ライト RUSSEL WRIGHT

Photo from archives of Washington D.C. Area Newspaper
陶器持ってなかったら見かけはサラリーマン
ラッセル・ライトは 1930年代~50年代にアメリカの一般家庭で使われる食器を デザイン性の高いカジュアルなものにして、アメリカ人の生活習慣をも変えたといわれる革命的なデザイナーです。 はい拍手~



由緒ある家族に生まれ育った超おぼっちゃまのラッセルくん
、高校の時からフランク・ドゥベネックというアーチストに弟子入りしていたということもあり、エリート校のプリンストン大学で法律を学んでいる間にも彫刻の作品が受賞をうけるなどしてデザインの才能を認められてました。 そのことから大学を中退し、舞台セットのデザイナーとしてデザインの道に進みだしました。勇気あります。
その後 勤め先のセットデザイン会社が閉鎖したことから、自分のデザイン会社をニューヨークで立ち上げることを決心するのです。このころに彫刻家 兼 キャリアウーマンだったメアリーと出会い 会社は2人で経営しだしました。
生活雑貨からはじめたラッセルとメアリー夫妻、食器から家具へ、そして家具を囲む内装、内装から住居。。。と どんどんデザインの幅を広げていき アメリカの家庭にラッセルの商品が普及しました。 自分の名前をブランドにした第一人者でもあります。(いわゆるラルフ・ローレンとかマーサ・スチュアートとか) やり手ですねー。
そんな彼の代表作。
カラフルな食器ライン『イロクオイス Iroquois』はあまりにも有名

Photo by The Metropolitan Museum
壊れにくくしっかりとしたセラミック素材。 高級感があるのに値段お手ごろ。
そしてとにかくカラフル。 お皿やポットなど全て単品で買えるので いろんな色の組み合わせが楽しめ、どんな組み合わせにしても趣味がいい。この辺がラッセルのデザイン性の高さ。
今までセットでしか買えないデリケートなヨーロッパの食器を使っていたアメリカ人にとっては きっととても魅力的だったんですね

こちらもライトの食器コレクション。食器棚も彼のデザインです。

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この他にもライト夫妻は 『Easier Living(もっと簡単な生活)』という 本も書いてます。今日ラッセルライトについてブログしようと思った理由もこの本との出会いからです。

内容は 題名のとおり 家庭をいかにもっとカジュアルで楽な生活にするかについて。
ビュッフェスタイルの食事や、 動かしやすい椅子、収納スペースを考慮した家具 などなど。
これって今となっては当たり前になってますが当時は斬新だったんですねー。 そのため彼のデザインや思想は、アメリカ人の生活を怠惰にしたと批判する人もいるんですよ。 フィフティーズの感じステキなのに。。。

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そんな良きアメリカ時代の作品やスケッチ、そして ニューヨークの自宅/アトリエを撮ったライトの世界をぜひ |
食器のデザインで生活習慣まで変えちゃったラッセル。お見事です
