仕事柄
世の中に多大な影響を及ぼし、
成功者としてカテゴライズされている方に
お会いする機会が多いです。
天才と称される方にお会いしたこともありますが
そのときの取材は玉砕しましたけどね……。
なぜならば
天才の思考回路に
私がまったく付いていけなかったから(泣)。
ですが、みなさん、総じて魅力的です。
そして、
似たような経験をされていることに
気づいたのです。
それは
偉業を成し遂げる前の数年間、
地獄のような闇に落ちている
ということ。
特に
私の取材が仕事術にシフトしたため
そのようなお話を聞く機会が
グンと増えました。
先日、取材した方もそうだったな~。
なんでそんな事が起きるの!?
と
驚いてしまうほど。
周囲からも非難ごうごうで
とある方など
同じ会社の人たちから
「やめちまえっ!」と
石を投げつけられるような
勢いだったとか……。
今、輝くほどの偉業を成し遂げている方に
そんな過去があったなんて
信じられないくらいです。
闇落ちしなければ
成功者にはなれないのか!?
と
思ってしまうほど
そういう方が多いんですよね。
ここで大切なのは
単にお金をたくさん稼ぐ人、
ということではありません。
世の中や
人々の健康が
より良くなるために
貢献している仕事だということ。
そして、
どんな逆境に立たされようと
自分の進む道に迷いがないこと。
みなさん、口々に
「時間がかかっても
絶対うまくいくという自信があった」
と
おっしゃいます。
それを聞くとき私はいつも
松下幸之助さんの『時を待つ心』
という文章を思い出します。
一部、抜粋しますと
「何ごとをなすにも時というものがある。
時、それは人間の力を超えた
目に見えない大自然の力である。
いかに望もうと、
春がこなければ桜は咲かぬ。
いかにあせろうと
時期が来なければ事は成就せぬ」
一度、闇落ちしてから
不死鳥のごとき偉業を成し遂げた方は
みなさん、人に対して寛容でやさしいです。
私もそのような方々に
少しでも近づけたら、と思っております。