みなさま、こんにちは
今日は日曜日。
先生は朝からレンズを替えた眼鏡を受け取りに、
京都まで行って来ました。
眼がどんどん悪くなって、みんなの楽譜の五線が滲んだように見えたり線がはっきりしなかったり…
あー、すごく老眼が進んでるのかな…ととっても落ち込んでいて、こんなこと言っていられないわ、再検査してレンズを替えなきゃ!と先週の木曜日に行ったところ、度は変わらず、乱視の向きが変わっただけとわかりました。
乱視の向き?なんですかそれは?
すごく詳しい検査1時間半と詳しい説明を受けたんだけど、ほとんどよくわからず笑。
でもその検査の中でちょうど細かい五線譜を十字にしたものが出てきて、それがぼやけたりはっきり見えたりする…というのがありました。
1時間半の検査というのがもうめちゃくちゃ疲れましたが、とにかくちゃんと見えるようになるレンズを作ってもらえて一安心。
眼鏡屋さんの近くに大きな楽器屋さんがあって、楽譜も揃っていたので、今日はレンズを入れてもらっている間の時間をここで過ごしました。
そしてなんと!素晴らしいポリフォニーの予備練習になるテキストを発見
プチ部さんたちには是非これを使ってもらおうと決めました
繁華街苦手で疲れたけれど、新しい眼鏡といい楽譜に出会えて、まずはいい日曜日だったかな
これは昨日の男子部悠生くん。
弾いているのは、ドビュッシーのアラベスクです。
悠生くんといえばテクニカルでスポーティな曲が大好き、得意!なのですが、このアラベスクはやってみる?と聞くと
……
だったので、じゃあやってみようということに。
ドビュッシーは小学生の時に小さな黒人を弾きましたが、本格的な楽曲はこれが初めて。
大切な出会いの一歩、音作りなど難しい事は何も言わず、ただ悠生くんが弾きながらここ、きれいだなあ…と感じることを何よりも一番優先しています。
ゆっくり譜読みしながら丁寧にとてもいい音で弾いていて、完成したらこれは素晴らしい仕上がりになるんじゃないかな?
楽しみになってきました
ピアノって縦方向ばかりに上手になろうとせずに、横にも広げていってほしいなと思います。
これってどういうこと?
身体的テクニックは元気いっぱい、成長期の子供のころからしっかり鍛える、必修テクニックです。
より速く、より強く、より明確なコントラストを…
すべて必要な筋肉や反射神経を鍛えた手や身体で登っていく縦の道。
これはスポーツ感覚で面白いよね!
でもそれだけじゃなく、
メロディがきれいだなあ、重なり合った響きがきれいだなあ…って感じること、音楽を味わうこと。
身体テクニックという縦の道は、この音楽的感性という野原にある一本の美しい道なのです。
このピアノの野原、横幅を広げると、レパートリーは無限になります。
おじいさん、おばあさんになっても弾ける、それもますます美しく味わい深く弾けます。
悠生くんがそういう楽しさを感じてくれたらいいな…
ドビュッシーがその最良のガイドさんになってくれるといいなと願っています
そして金曜日はプチ女子部、そなちゃんのレッスンでした。
ご近所でも評判の気配り上手なそなちゃん。やさしさがピアノにも表れていますでも元気もいっぱい、活発だよ!
そなちゃんってね、いつもどんな時も、本当にていねいに打鍵するんですよ。
それが初めての曲の予習、えーっと…と楽譜を見ながらの探り弾きの第一音でも、
練習不足ですよ!と先生と何回も反復練習する時でも。
それはスケールアルペジオでも同じで、ていねいに弾くその手のフォームはとてもきれい。
手首を少し高く柔らかく持ち上げて、なめらかに音を運んでいきます。
この打鍵のやさしさ、注意深さは習い始めたプチプチ部さんの頃からでした。
そなちゃんにとってこのピアノへの触れ方は自然な当たり前のこと。
長くレッスンしていて、改めてこれって素晴らしいなと思います。
華やかなテクニックに比べてこういう控えめな長所はほとんど目立ちません。
でも楽器への気持ちが一番感じられる長所です。
悠生くんの無意識のドビュッシー、
そなちゃんの自然なタッチ。
男の子とか女の子とか、年齢とかレベルとか、
全然関係ありません。
同じピアノの世界です。
ああ、こういう地に足をつけているんだなあ…
いろんな日、いろんな嵐があっても、ピアノとお別れの日が来ても、
こんな風にピアノの世界を歩いたことはなくなりません。
みんなのこれからのいろんな道の基本の歩き方になると思います。
どんなこともそうですが、何度も言うこと、
ピアノは心を映す鏡です。
いつもていねいに、自分の音をよく聴いて…
を心がけてね
鏡がくもっている時も、これでキラキラ、
みんなのピアノ大好きをまた映し出してくれますよ
さあ、来週もまた楽しくレッスンできますように!
11歳になったよ!やんちゃスマイル全開のはるきくん
https://www.pianopianoter.com/