みなさま、こんにちは
昨日レッスンにやってきたRくん、
「こんにちは~」とドアを開けるなり
「言い訳してもいい?」
ん?
「学校の宿題が今週めっちゃ多くて、ピアノできなかった~」
「あら、そうなの?
それはしかたないわね~」
とは言いません。
「ふむふむ、それで?」
「…がんばるー」
はい、がんばりましょう。
ということで、
レッスンが練習に早変わり。
宿題の曲「こまどり」をいくつかの小節に分けながら何回も練習です。
ただ音を間違えずに弾けるだけではだめだめ、
手首で息をして、ゼリーの鍵盤を深く押してふわりと離す…
ちゃんと音楽的に弾けるようになってほしいですからね
何回も繰り返してていねいに練習したら、きれいに曲を完成できました。
OK,これなら動画に撮ってお母さんに送れるね、ということで録画。
一度もミスなく、きれいな呼吸で上手に弾けました
「奇跡が起こった…」
奇跡じゃありません、
練習したからです。
がんばってカンペキに弾けたRくん、
ポケットからとってもかわいいティッシュケースをだして、
「これ、家庭科で縫ったんだけど、
全然できなくて、ぎりぎりになって、
うぃーきゃんうぃーきゃんうぃーきゃん…
って心の中で言い続けてがんばったらできた。
算数の50問テストも、最初全然できなくて、
でもうぃーきゃんうぃーきゃんうぃーきゃん…
って必死でとなえてやったら95点取れたんだ~」
うぃーきゃんうぃーきゃんうぃーきゃん…
それ、なあに
「うぃーきゃんだよ~、オバマ大統領が言ってたやつ。」
ん?あ~、ウィーキャン!
その時次のレッスンで待っていたアメリカ人のサラが
「We Can」
とパーフェクトな発音でにっこり
そう、私たちはできるんです!
Rくんがフレーズごとに分けながら
ていねいに練習して、
最初から最後まで1回も間違えずに、
音の入れ方、手首の使い方もきちんと注意して弾けるようになるまで
10分少し程度でした。
1日10分間がんばって練習したら、奇跡を起こせるということですね
毎日の練習は頭のなかで考えると、
「あ~やだな~、めんどくさいな~…」
とどんよりしてしまいそうだけど、
Rくんのように「We Can!」
と自分をはげましてがんばってみましょう!
さて、
Rくんの次の宿題は「鐘の音」。
初めてのペダルにワクワク
ペダルを踏む練習をして、
ついでにさっき弾いた「こまどり」をペダルつきでやってみたら…
おお~、きれい
こまどりじゃなくて、なんだかおとぎの国の魔法の鳥みたい…
じゃあこれ、合格だけど、
おうちでペダルをつけて弾いてみようね、ということに。
するとRくん、
「うん、これって先生、
ボーナス練習だよね」
Rくんってほんとにおもしろい!
ペダル、きれいにつけてきてね