3月3日に、母がグループホームに入所し、それから毎日、母に会いに行っています。
自宅から職場までの間に、その施設があるので、出勤前、出勤後立ち寄れるのです。
老健では、面会の時間帯が決まっており、面会の時間も決まっていましたが、グループホームは、表の鍵が開いている間は、訪れてよいのだそうで、夜は20時以降はセキュリティーがかかるので、それ以前ならいいのです。
3日に母に2カ月ぶりで会った時は、母の口の中は酷い状態で、それから、毎日母の歯磨きを私がみましたら、日に日に、改善していくのがわかりました。
そして、母の認知の状態も、少し、はっきりしてきたように感じます。
グループホームでは、部屋の中に、サーバーを持ち込んでもいいと言ってもらえて、ミネラルの水をいつも母が飲めるようにしてもらっています。
ミネラルのバランスの取れた水は、脳の神経伝達を助けてくれるのです。
そして、職員さんにも、部屋に入るたびに、母にお水を飲ませてくださいとお願いしました。そう言う事にも、対応してくれるのが、いいところです。
今日は、娘も、私の仕事終わりに合わせて、グループホームに来てもらい、待ち合わせて、母のところに行きました。
母は、職員さんと笑いあっているところでした。
3か月前と変わってしまったのは、私が来ても、娘が来ても、もう、わからなくなっているところです。
見ても、近づいても、自分の娘や孫が来たということは、わかりません。
マスクを外し、声をかけると、
「そうなん?あんた、娘か?」という感じで、私たちが、これまでのように接するので、そうなんやなと思っているだけです。
そう思ったら、一緒に暮らしていた頃、マンションの3階の自分の部屋の玄関前から私がマンションの敷地内に入ってきて、母の部屋まで歩いてくるのを、ずっと見ていて、私が母の方を見上げると、手を振ってくれていた、あの母は、もう、いないんだなと思います。
マンションに帰ったら、その母は、戻ってくるのかな?
グループホームを去る時、今までは、ちょっとのんちゃん迎えに行ってくるわなどと、嘘をついて出てきていたのですが、職員さんに聞くと、また明日来てくれると話すと、納得しているとおっしゃっていたので、今日は、ちゃんと、
「また、明日来るわな」と言ってみました。
すると、「え~~悲しいやん。さみしい~~」と、本当に泣きそうな顔をしたんですけれど、
「また、明日来るからな。もう寝るだけやしな」と声をかけると、
「そうか。早く来てや」といい、
「もう、帰るの早すぎるわ~」と、いいましたが、それでも、納得して、手を振ってくれました。
騙して、帰るよりも、こちらの心が、後ろめたくないので、私の心の安定は、こちらの方がいいなと思いました。
今日は、娘に、母の歯磨きを体験してもらいました。
サササッとして、終わろうとするので、
「早すぎるやん」というと、
「今、ままがしてあげてたから、もういいかな?」と思って、というので、
「そういうことじゃないねん。ちょっとでも長い時間、歯を磨いてあげたほうがいいやろ?」と、私たちがやり取りしていると、
「もう、私がやるわ!」と、母は歯ブラシを取り上げて、自分でゴシゴシ、力を入れて磨き始めました💦
この4日間で、母の歯は、出血が少なくなってきました。
そうそう、母の唇の色も、とても良くなりました。
5月まで、老健で預かってもらえませんかと言いましたが、それがNOになって、本当によかったなと思います。
このまま、あと2か月、老健にいたら、どうなっていたことか。
3月いっぱいまでは、娘もこちらにいるので、できるだけ、一緒に面会に行きたいなと思います。
娘が4月までに、母の歯磨き、上手にできるようになってくれたらいいなぁ。
そうそう、昨日のことですが、母が、こんなものを作っていました。


