親に異変をかんじたら、携帯電話の取り扱いも難しくなってきます。

 

今までしていたことはできるけど、機種変更なんてしたら、できていたこともできなくなる。

 

母は、ガラケーを使っていて、メールもできたし、電話もできたし、時々は画像を撮ることもできていたが、そのガラケーが使えなくなるということで、スマホにしてしまった。

 

これが失敗であった。

 

ガラケーが使えなくなるから、スマホと思ったが、簡単携帯というものがあった。

 

ややこしくなってきた老人にスマホは扱いにくい。

いろいろあちこち触りまくって、設定を変えてしまうのである。

 

スマホにしたので、もう、メールをすることもできなくなった。

LINEを教えたらいいと思っていたけれど、LINEが来て、そこを開くということができないし、そもそもLINEがきたことにも気が付かない。

 

せっかく、絵文字付きのメールを打つことができていたのに、できることをできなくしてしまった。今からガラケーに戻しても、もう無理だろう。

 

ボケてきてしまっても、今までしていたことはしばらくできるので、機種変更するなら早めにした方がよい。

 

そして、できれば、スマホはやめた方がよい。

 

というかスマホであっても、設定を変えるのに、複雑であればよい。

 

母は、いろいろと触ってすぐにマナーモードにしてしまう。

なので、電話に出てくれないのだ。

メールもできなくなったので、唯一の連絡手段は電話なのに、それができないのが困る。

 

毎回、あったときにマナーモードを解除するが、またしばらくすると、電話に出てくれない事態になる。

 

スマホを作っている人に申し上げたい。マナーモードの設定は、複雑なものにしていただきたい。

音量ボタンを長押しすれば、マナーモードになるというのは、訳が分からん老人は常にその作業をしてしまうということを知っていただきたい。

 

というわけで、母のスマホは解約して、簡単携帯というものに替える予定である。

それもマナーモードの設定が簡単だったらどうしよう。

まだ詳しく知らないけれど、今、電話屋さんも予約て限られた内容のことしか受け付けてくれないらしいので、行きそびれている。

 

余談だが、テレビのリモコンもあちこち触るのですぐにテレビが見れないという状況になる。

なぜか。

アナログボタンを押してしまうのだ。

アナログボタンがあるようなテレビを使うのがいけないのだが、いろいろなボタンを押して、デジタルからアナログに切り替わり、そして、またデジタルには戻れないという状況になる。

 

そして、テレビが壊れた。と思う。

 

いろんな機能が付いていないテレビでいいのだけれど、テレビを買うのって頻繁に買い替えるものでもないから、買う時はボケた時のことなんて考えないもんね。

 

というわけで、もし、今からテレビを買い替えるつもりの高齢者の方は、あれやこれや機能がついていないものを選ぶのが好ましいです。

 

次回は 認知症と診断を受ける前にした方がよいことをお伝えします。