セクハラから、強姦に至るまで、性暴力の範囲が広すぎるので、もっと、範囲を狭めた説明が必要だと、H弁護士(Hはイニシャル。名前を書きたくないので、私は、こう表現する。)は、第三者委員会の調査報告書を批判している。
H弁護士は、守秘義務条項により、事件当日の行為が、渡辺渚、中居正広から聞き取りできず、当日何があったのかがわからないことが、不満らしい。
しかし、実際、第三者委員会は、事件当日、何があったかを、ちゃんと掴んでいる。
渡辺渚の気持ちを配慮して、記述していないだけだ。
二次加害を防ぐために、記述していないだけだ。
事件当日の当事者から、聞き取りができなくても、当日の行為を知る方法がある。
守秘義務条項を結ぶ前に、渡辺渚が上司に相談したり、医者に症状を訴えたりしたことは、聞き取ることができるのだ。
2023年6月6日午後、健康相談室においてD医師(心療内科)が渡辺渚から本事案についての相談を受け、途中 からC医師も加わった。渡辺渚は自発的に、6月2日の中居の行為とその後の心身の状況について具体的に話をした。
2023 年 6月6日、アナウンス室長の宮道治朗はデスクで突っ伏していた渡辺渚に気付いて声をかけたところ、渡辺渚は涙を流し始めたので、個室に移動して話を聞いた。 渡辺渚は号泣しながら宮道治朗に本事案を報告し、宮道治朗はその説明内容から渡辺渚が中居から性暴力を受けたと認識した。
2023年6月7日、渡辺渚は佐々木恭子と面談し本事案(行為態様に関する具体的な供述内容)を報告した。
別々の機会に、別々の人に話したことを比較検討した結果、第三者委員会では、性暴力と認定したのだ。
つづく・・・