中居正広女性の人権に関わる可能性のあるトラブルを起こした。

 港浩一は「なんだ、またかよ。」と思ったが、しばらくして、中居側から、守秘義務付きの示談に向かっている、という連絡が入る。中居本人からか、中居の弁護士からかは、大した問題ではない。中居の弁護士は毎週、フジテレビの番組に出演しているのだから、連絡は簡単だ。

 港浩一は、これで被害女性は泣き寝入り、99・9%表沙汰にならないと確信した。

 港浩一の頭の中から、被害女性がいなくなり、中居正広だけが残る。

 これが、中居を番組に起用し続けた理由であり、コンプライアンス部門に相談しなかった理由だ。

 ところが、週刊誌によって、中居のトラブルが、表沙汰になってしまったのだ。

 港浩一は会見で被害女性の体調を考えるあまり、中居の番組を終わらせることができなかった。などという矛盾したことを言っていたが、そう言わないと、女性の人権を考えていないと思われて、フジテレビ、及びフジメディアホールディングスが終わってしまうからだ。

 被害女性に謝罪したいと言っていたが、そう言わないと、フジテレビ、及びフジメディアホールディングスが終わってしまうからだ。

 以上のことが、やり直し会見の2日後、私の頭の中に、醸成された・・・