将棋の第92期棋聖戦五番勝負の第3局が3日、静岡県沼津市で指され、後手の藤井聡太棋聖(18)が挑戦者の渡辺明三冠(37)を破り、3連勝でタイトルを防衛した。18歳11カ月での防衛は史上最年少。藤井棋聖はタイトル3期獲得の規定により、最年少で九段昇段も果たした。

 タイトル防衛の最年少記録は屋敷伸之九段(49)が1991年に棋聖を防衛した際の19歳0カ月だったが、これを更新した。九段昇段は、渡辺三冠が持つ21歳7カ月の記録を2歳半以上更新した。将棋界初の10代での九段となる。

 渡辺三冠に3連勝するとは、藤井聡太棋聖は、天才だ。