「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道・青森県・秋田県・岩手県)が、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録される見通しとなった。ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)が「登録」を勧告した。文化庁が26日、発表した。

 7月16日からオンライン形式で開かれる世界遺産委員会で正式に登録が決まる見込み。国内では2019年「百舌鳥(もず)・古市古墳群」(大阪府)に続く20件目の世界文化遺産となる。

 遺跡群は約1万5000年前~2400年前の縄文時代に遡る、現在の北海道南部と東北北部にある17遺跡で構成。大規模拠点集落跡の三内丸山遺跡(青森市)などがある。