女子でショートプログラム(SP)首位の紀平梨花(18=トヨタ自動車)がフリー・154・90点の合計234・24点を記録し、2連覇を飾った。

 冒頭、4回転サルコーを成功させた。日本人では03年安藤美姫以来17年ぶりで花を添えた。続くトリプルアクセル(3回転半)はやや詰まったものの、3回転フリップ-1回転オイラー-3回転サルコーの3連続ジャンプや、後半の2回転半-3回転トーループなど、大きなミスなし。演技を終えると、笑顔で両拳を握った。浜田美枝ステファン・ランビエルの両コーチも抱き合って喜んだ。

 新型コロナウイルスの影響で、先延ばしになっていた今季初戦。新フリー「ベビー・ゴッド・ブレス・ユー」の美しい音色に乗せ、着実な成長を示した。

 今季初戦で4回転サルコーを完璧に決めたのは、凄いぜ!!!!!