東出昌大は、「僕の中で、かなり特別な位置にある作品」と強い思いを口にした。唐田えりかは、「この作品のおかげで、前向きになれました」と喜びをかみしめた。2人に大きな変革をもたらしたのは、濱口竜介監督の商業映画デビュー作「寝ても覚めても」。“濱口メソッド”と称される独特の演出によって、演じることと役の人間になることがイコールになる感覚を得られたのかもしれない。コンペティション部門に選出されたカンヌ映画祭にも参加し、それぞれのさらなる飛躍への糧となる作品になったことを感じさせた。

 不純な動機で見始めたが.なかなか面白い!!!