大衆演劇の舞台で優れた業績を示した俳優らを表彰する「第44回菊田一夫演劇賞」が4日に発表され、人気アイドルグループ「乃木坂46」生田絵梨花(22)が受賞した。ミュージカル界では出演作のチケットが入手困難になる人気ぶりで、日本を代表するミュージカル俳優から「生田無双」と呼ばれるほど。作品を企画・制作する「東宝演劇部」が、異例の警告を出す事態にまで発展している。
生田は、昨年5月から6月にかけて上演された「モーツァルト!」のコンスタンツェ役、今年1月に上演された「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」のナターシャ役の演技がそれぞれ評価され、受賞した。
ミュージカルは女性ファンが多いため、通常は男子トイレが混雑することはない。しかし、生田の出演作は男子トイレに行列ができることから関係者の間で“トイレ伝説”と言われているという。