女子フリーが行われ、SP1位の紀平梨花(16)=関大KFSC=が、フリー1位の150・61点をマーク。トータルでは今季ベストの233・12点初優勝を果たした。GPシリーズ参戦初年度でファイナルを制したのは、日本勢では05年浅田真央以来の快挙となった。SP2位の平昌五輪金メダリスト、アリーナ・ザギトワ(16)=ロシア=はフリー2位の148・60点、合計226・53点で、2位に終わった。

 日本女子としては、13年浅田真央以来5年ぶりとなる優勝。14年トゥクタミシェワ15、16年メドベージェワ昨年ザギトワとロシア勢の優勝が続いていた。平昌五輪ザギトワ、メドベージェワのワンツー。紀平、そして15、16年2位の宮原を指導する浜田コーチは常々「強いロシアを倒したい」と話していただけに、「はい。ついに!って感じですけど」と、笑顔で喜びに浸ったという。