大相撲名古屋場所14日目21日、名古屋市のドルフィンズアリーナで行われ、西関脇・御嶽海(25)=本名・大道久司、長野県出身、出羽海部屋=が平幕の栃煌山を降し、千秋楽を待たずに初優勝を決めた。

 日本出身力士の優勝は昨年春場所の横綱・稀勢の里以来、8場所ぶり。長野県出身では初の優勝力士となった。

 3横綱と新大関の栃ノ心らが休場した今場所、御嶽海は初日から11連勝して優勝争いを引っ張った。12日目に大関・高安に初黒星を喫したが、13日目に大関・豪栄道を破り、優勝に王手をかけていた。

 最後まで優勝争いを盛り上げた豊山・朝乃山は若手ながら立派。千秋楽の御嶽海-豊山戦もいい相撲が期待できるぜ。