テニスのウィンブルドン選手権第8日は4日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス第5シードで世界ランキング6位の錦織圭(26=日清食品)は4回戦で第9シードで世界13位のマリン・チリッチ(27=クロアチア)と対戦。第1セットを1―6で落とし、第2セット1―5の場面で棄権した。自身初の8強を逃した。

 チリッチのサーブと比べたら、錦織のサーブは、スローモーションかと思うくらい、遅かった。これは、途中棄権だな、と思って見ていた。

 錦織は、陣営からの2度目の説得に答えた形で、棄権した。

 リオ・オリンピック全米オープンと大きな試合を控えているので、この試合の始まる前に棄権してもいいと思ったくらいだ。