テニスのウィンブルドン選手権第11日は6日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス準決勝で6度の優勝を誇る第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)が2連覇を狙った第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-3、3-6、6-4、6-3で破り、3年ぶりとなる史上最多8度目の決勝進出を果たした。
フェデラーは優勝すればジョコビッチに代わり、世界ランキング1位に返り咲く。
「芝の王者」が威厳を示した。27度目にして芝では初めての対戦。フェデラーが意地を見せ、世界ランク1位のジョコビッチに打ち勝った。最後は思い切り放ったサーブでリターンを封じると、両手を挙げ「とても興奮したよ。すごい試合だった」と貫禄たっぷりの笑顔だった。
四大大会タイトルも2年前の全豪オープンが最後。世界ランクでは今年の全豪覇者のジョコビッチ、全仏王者のナダル(スペイン)の後塵(こうじん)を拝してきたが、今大会で頂点に立てば、30歳で再び世界1位となる。「ここではすごい試合ができる。ここは特別なんだ」。復権まで、あと一歩に迫った。
フェデラー、優勝して、世界ランキング1位になりそうだぜ!!!