日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、八百長に関与したとして力士21人と親方2人に引退(親方は退職)勧告か出場(親方は出勤)停止2年の処分を科した。いずれも相撲界追放につながる厳罰で、相撲協会が八百長への関与を認定して処分を下すのは初めて。
引退(退職)勧告は元小結海鵬の谷川親方と幕内の徳瀬川、白馬、春日王、光龍、猛虎浪、琴春日、十両の将司、豊桜、境沢、霜鳳、旭南海、安壮富士、若天狼、清瀬海、幕下以下の保志光、霧の若、十文字、白乃波、山本山の20人。
元幕内春日錦の竹縄親方と十両千代白鵬、幕下恵那司は2年出場(出勤)停止とし、恵那司は引退の意向を表明した。この3人は早くから関与を認め、調査に協力したとして処分を軽減したとみられる。
また、関与した力士らの師匠17人の監督責任も問い、降格などの処分にした。北の湖(元横綱)、九重(元横綱千代の富士)、陸奥(元大関霧島)の3親方は理事を辞任した。
理事会はこの日午前、特別調査委員会(座長・伊藤滋早稲田大特命教授)から処分案の提言を受けて対応を協議。午後から対象者の弁明を聞いた上で処分を言い渡した。
関与を認めないまま処分された力士らは大半が不服としており、数人は訴訟を起こす考えを示している。
証拠もなく処分された力士もいたようだが、随分思い切ったことをしたと思う。
これは、裁判沙汰になるだろうな!!