千葉県旭市によると、市内の3カ所の避難所で14日午後5時から計画停電が始まった。地震や津波の被害で自宅を失うなどして、避難していた計716人が不安な夜を過ごした。
同市によると、停電になったのは市内に4カ所あった避難所のうち、市立飯岡小学校、海上公民館、飯岡保健福祉センターの3カ所。同市は計画停電の第3、5グループにまたがっていたといい、午後5時に停電になって、初めて停電エリア内にあったことが分かったという。
避難者は消防団の発電機や自動車のバッテリーで明かりをとっている状態で、エアコンやテレビなどは使えないといい、市の男性職員は「暗い中、情報が得られず、不安な夜を過ごしているでしょう」と避難者をおもんぱかった。
同市では地震や津波の被害で11人の死亡が確認されているという。