元夫婦の小泉今日子(45)と永瀬正敏(44)が夫婦役を演じたことで話題の映画「毎日かあさん」(小林聖太郎監督)が5日、公開初日を迎え、2人は東京都内の映画館で舞台あいさつを行った。原作者の西原理恵子さん(46)の夫でフリーカメラマンの鴨志田穣(かもしだ・ゆたか)さん(07年に死去)の闘病生活を演じるため、12キロ減量し、眉毛をそって役作りをした永瀬は「僕は今日、鴨志田さんのお墓というか……、鴨志田さんに会ってきました。西原さんの隣で初日を喜んでいただいていると思います。鴨志田さんありがとう」と涙声で声を詰まらせながらあいさつ。
「毎日かあさん」は、西原さんが毎日新聞に連載中のマンガが原作で、実体験を基に鴨志田さんや2人の子どもとの日常生活やきずなが描かれており、単行本はシリーズ累計170万部を突破。テレビ東京系でアニメも放送されている。
子役の矢部光祐君(7)は小西舞優ちゃん(5)とともにあいさつに立ち、「僕たちは本当の家族でした。クランクアップの日、お母さん(小泉さん)がお父さん(永瀬さん)におかゆを温めてあげてお父さんはうれしそうに食べていました。とても幸せです」と語った。キョンキョンは「面白いことを言える息子、かわいいことが言える娘、泣き虫な夫を育てた気分です」とコメントし、永瀬さんと顔を見合わせて笑い合ったという。