人気アイドルグループ「AKB48」の前田敦子さん(19)が「110番の日」の10日、警視庁通信指令センターで一日通信指令本部長を務め、無線指令などを体験し、110番の適正な利用を呼び掛けた。
あっちゃんは警察官の制服姿で、110番の受理とパトカーへの無線指令を模擬体験。強盗事件発生の通報から犯人の確保までを想定し、真剣な表情で無線機を手に取り、「現場に急行せよ。不審者の発見に努められたい」などと指令を出した。
同庁地域総務課によると、東京都内の昨年の通報件数は約176万件。このうち約3割はいたずらや相談、問い合わせなどの必要性、緊急性の低い電話だった。携帯電話の普及で通報場所の特定も困難になっているという。
あっちゃんは「(通報を)適切に聞き取るのは難しかった」と感想を述べた後、「安心の 相談窓口 #9110」の標語を掲げ、相談専用ダイヤルの利用を呼び掛けたという。