女優の矢田亜希子(31)が22日、5年ぶりに主演し、初の母親役に挑戦したドラマ「空にいちばん近い幸せ~映画『ジーン・ワルツ』ANOTHER STORY」の舞台あいさつに登場。出産シーンを演じた矢田は「陣痛の痛さを思い出した」と話した。矢田のドラマ主演は、05年放送の「夢で逢いましょう」(TBS系)以来。
「空にいちばん近い幸せ」は、au携帯電話で視聴できる「LISMOドラマ」の第19弾で、作家・海堂尊の「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラル・ルージュの凱旋」に続く医療ミステリー最新作を映画化した「ジーン・ワルツ」(大谷健太郎監督)のスピンオフドラマ。ごく普通の家族が“生命の尊さ”と触れ合う感動物語で、矢田は、この世に生まれることができなかった命と向きあい、家族と共に悲しみを乗り越える砂羽を演じる。
矢田は脚本に、「子供がこの世に生まれたことが奇跡」と書かれていたことに触れ、「びっくりしました。私が実際に出産を経験して母親になって、日々実感して口にしていることだった。私がやりたいと思えた作品」と思いを語り、「(出産で人生観は)変わると思います。母性ってこういうことなんだということを実感できた」と自身の出産を振り返った。初の母親役の役作りについては「意識は何もしていない。私の等身大の役ができた。(子どもを)寝かしているシーンとかは日々、やっている普通のことだった」とコメント。サプライズで矢田の誕生日(23日)が祝われると「えー! うそ、うれしい!」と驚き、「ありがとうございます。思い出になります」とうれしそうだったという。
