旅館「寺田屋」(京都市伏見区)
幕末の坂本龍馬暗殺未遂事件の舞台、旅館「寺田屋」(京都市伏見区)が、当時の建物でない可能性があるとされた問題で、京都市は25日、鳥羽伏見の戦い(1868年)で焼失した後、現在の建物が再建されたと考えられると発表した。
京都市は観光案内のホームページに記載すると共に、旅館側に案内テープを修正するよう求めた。
旅館側は「一部を焼失しただけで、龍馬の弾痕や、柱の刀傷は当時のもの」と主張しながらも、市の公式見解も観光客に説明するとしていて、平成の『寺田屋騒動』は収束しそうだ。