世界選手権の予選を兼ねるアジア選手権の開催では、IHFAHFの対立は極限に達していたが、実は、ここでアジアハンド界の流れを変える劇的な変化が水面下で起きていたそうなのだ。

 中東のある国が、AHF主催のアジア選手権への不参加の動きを見せたのだ。

 それが他国にも波及した。

 現場指導者らが、母国の協会に、『日韓を応援してやって』と訴えてくれたようなのだ。

 結束が一気に崩れたAHFは、白旗を揚げざるを得なかった、ということのようだ。