文化の進んだ社会における青年期は、性的、社会的、思想的、職業的な適応を迫られる時期であると同時に、親から独立するために苦闘する時期でもある。だから文化の進んだ社会においては、青年が青年期をいかに生きていくかが、とても重要となってくるのです。

 ルソーはこう述べています。「わたしたちは、いわば、二回この世に生まれる。一回目は存在するために、二回目は生きるために。」と。

 ルソー著 「エミール」 岩波文庫(中) p5

 これは、青年期の重要性を指摘したことばなのです。