卒業後2年目の前半は、やはり、ユングが興味を持った禅、さらに、ユング心理学関係の本を読んだ。
教職の講義も、教職関係2つと、哲学史(古代哲学史)、思想史講義(インド思想史)の二つを履修した。古代哲学は、ギリシャ哲学で、インド思想史は、仏教だけでなく、ジャイナ教、シヴァ教、タントラ教、ヴィシュヌ教、密教、イスラム教の講義だった。
せっかく、大学にいるのだから、今、自分が興味の強いものを履修することにしたのだった。
卒業後2年目の後半は、キリスト教、仏教、インド思想史、宗教神秘主義と興味が進んで行き、最後の方は、カール・セーガンの「エデンの恐竜」を読んだせいで、大脳生理学関係の本を読んだ。
この年は、大学の単位は、あと教育実習を入れて、5教科取った。
この年は、1つを除いて、成績は「優」だった。うちの大学では、80~100点を「優」としていた。
残りの1つも、あと5点あれば「優」だった。
この年は、精神的落ち込みに襲われる回数も大部減ってきていたのだった。