ユング心理学を読み進めている中、高校教科書、「世界史」「政治・経済」を読んでいる。
何故か。大学で、休憩室にいた時、突然、高校の卒業資格もない!という不安に襲われたのだ。大学を卒業しているのに、突然、そんな不安に襲われる。自分が過去に培ってきたものを根こそぎにされる感じだ。その不安に、打ち克つため、教科書を読んだのだ。
この年の後半は、ユング自伝の中に出てきた、ユングが読んだという哲学者の本を読んだ。
ユングの読んだ哲学書では、プラトン『国家』、ショーペンハウエル『意志と表象としての世界』、イマニュエル・カント『純粋理性批判』を読んだ。
ショーペンハウエルは20代で、この本を書いていた。彼は、私の一つの疑問、20代で体験した人はいるのか、という疑問に答えてくれた。
自己実現7で、イマニュエル・カント『純粋理性批判』のエッセンスを盛り込んで書いている。
気づく人は、誰もいないだろう。
鈴木大拙の禅とか、宗教心理学の本も読んだ。
私の体験を言語化するのにとても役立った。
私は、その後、数日して、心理学の研究室に行き、図書購入の用紙に『宗教心理学』松本滋著と書き込んだ。
心理学の図書として、必要な本だと思ったからだ。
もし、心理学の図書購入担当の教授が、私の推薦図書を採用していれば、今でも、研究室の書庫にあるはずだ。
このことを調べれば、私の大学がどこか、わかるかも知れない。