私は、自己実現の体験をした時、その時、好きだった女性に、片想いの女性に、電話した。
彼女も、同じ心理学科だった。
私は、思い切って、決意したように言った。「人間の生きる意味は、テレビを見てても生きている。勉強してても生きている。歯を磨いてても生きている。何をしてても、生きているってことだ!!」
彼女「そんなこと、当たり前じゃない!!」
私は、はっと気づき、そうなんだ、人生の生きる意味は、当たり前のことなんだ、と、改めて心に思いながら、さらに言った。
「でも、普通の人は、勉強してる時は、より良く生きていると思っているが、テレビを見ている時は、より良く生きているとは、思ってないよ。」と言った。
あと、私は、私と同じ心理学科の同級生の卒論のタイトルをチェックした。私と同じ問題意識で、卒論に取り組んでいる人は、一人もいなかった。私は、同級生と一緒にいたりしても、精神的には、常に孤独だった。
今ならわかるが、誰も、20代前半で、「人生の究極の目標は何か!!!」なんて、考えはしない。
そんなことを、必死になって、考えていたのは、私だけだったのだ。