まややの脳腫瘍・グリオーマ闘病記 -9ページ目

まややの脳腫瘍・グリオーマ闘病記

グリオーマに打ち勝つため、生きている証を残すために、これからの闘病生活を記録に残すことにしました。

主治医の先生が
毎日のように朝と夕方と
様子を見に来てくれるのですが

手術をして1週間くらいたった頃

『病理検査結果が出ましたよ。
そんなに悪性度が高くなかったですよ。』

とさらっと言われました。

あまりに突然すぎて
一瞬何も考えられませんでしたが
何か聞かなきゃ!と思い

『グレード2だったということですか!?
と聞くと

『そう、グレード2です』
と答えてくれました。


先生たちからグレード3の所見がある
と言われていて
私も覚悟していました。
でも絶対頑張るつもりだったので
思わぬ結果に

少し心が軽くなって
じわーっと涙が出てきましたしょぼん

その後先生の説明は続きました。

『病理検査は今の状態の結果で
遺伝子検査結果でグレード3の結果が
でる可能性もあるから
遺伝子検査結果を待ちましょう』と。

そういうものなのか…


主治医は若い先生なのですが
もう一人の経験豊富な先生が
夕方来てくださったので
尋ねてみました。
その先生は検査結果が出たことをご存知なかったのですが
すぐに主治医に連絡を取ってくれ
病理検査結果で出た細胞の種類を
教えてくれました。

私の結果は

多形成性黄色星細胞腫
pleomorphic xamthoastro cytoma (PXA)

グレード2だけれど、
グレード1に近いそうですしょぼんしょぼんしょぼん

時々再発してグレード3になる場合も
あるそうですが
予後は割りといいそうです(;_;)

『長生きできますか…』と聞くと

『できると思うよ。
経過観察はしっかり続ける必要があるけど
もしかしたら病気のことを
忘れるくらいになるかもよ』

と言われました(  TДT)


言葉になりません。。。
涙があふれてきます。。。

私はインターネットでしか
情報を得ることができませんが
その情報によると
手術前の画像診断では
私の結果を診断することは難しいそうです。
摘出して病理検査してみて
分かる種類の細胞だそうです。

グリオーマの中にも
種類がたくさんありますが
その中でも発症例は多くはないようです。


病気が分かってからの2ヶ月半が
走馬灯のように頭に甦ります。
最初の病院でグリオーマと診断され
予後がよくないことを知り
先生から長生きはできないかもと言われ
最悪10年くらいしか生きられないかもしれないと言われ
夫婦で何度も涙を流し
不安で怖くてどうしようもなくて
逃げ出したくて
死を何度も意識し
主人や家族に申し訳なくて
娘に申し訳なくて
病気を取り消したくて
でもどうすることともできなくて

どこかに気持ちをぶつけたくても
できなくて
やり場のない不安を
夫婦でぶつけあったりして
泣きわめく私を
主人はいつも支えてくれました。

主人は私を責めることもなく
私と結婚したことを
後悔するそぶりを見せることもなく

医学的治療だけでなく
たくさんの可能性がある治療法を探してくれ
良いと分かれば
県をまたいで高い診療代を払って
病院へ連れて行ってくれました。

私のストレスをなくすために
自分も変わるから…と自らも
私の治療に参加してくれ
良いと聞くとすぐに
高いジューサーを買ってきて
毎日野菜ジュースを作ってくれました。
入院中は病院まで届けてくれました。
そのジュースを飲むと肌がキレイになります。

今まで子育ては私の仕事でしたが
今では主人ひとりで娘のお世話が
できるようになり、
娘もすっかりパパっ子になりました。

手術前の不安な時も
「大丈夫、一緒に乗り越えようね」
と温かいメールをくれました。

不安を打ち消すために
私も旦那も今までとは
どこか違うテンションで
生活していた気がします。


本当に本当に悪夢のような2ヶ月半でした。

こんな結果が出るとは
思ってもいませんでした。

私に
命が戻ってきました。


皆様ありがとうございます。
神様ありがとうございます。