逆回り その8(くれない) | 鉄道 飛行機 自転車 そして街めぐり

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列車に乗って。自転車に乗って。歩いたり。空を見上げて飛行機を追っかけたり。

さんふらわあくれないの出航は夕方。出航まではかなりの時間があります。


それならばと定番の地獄めぐりへ。足湯、売店、神社、温室を完備している海地獄に行ってみました。


海地獄は雨。足元が滑るため池の裏側は通行止め。池の裏からこの湯気に包まれながら写真を撮るのを楽しみにしていた筆者と身内はちょっと不満。→一粒で二度美味しいと言う昭和的な考えの人。

海地獄。それにしても外国の方が多いです。ぱっと見た目は日本人。しかし話す言葉が違う。って感じです。


足湯には大きな声で歓談する海外の方々多数。小心者の私はForeignerパワーに圧倒され足湯を断念。


足湯がダメならと本湯に行ってみよう。海外の方は裸文化には慣れていないから空いているはず。別府は4回目の訪問、しかし今まで一度も温泉に浸かったことがない。


海地獄の隣は坊主地獄、その坊主地獄の中に鬼石の湯と言う日帰り温泉施設を見つけました。

坊主地獄の入口で「温泉です」と言ったら通行証なしで入場させてもらえます。ただし外周を回る道に誘導され温泉へ直行。料金は温泉の入口で払います。


鬼石の湯に到着。木造作りの新しく綺麗な温泉です。泉質はナトリウム塩化物泉。イオウとはまた違う匂いを感じます。

写真は鬼石の湯さんのHPよりお借りしました。

ここにも海外の方が居られました。2人連れのようです。でも静かに湯に浸かっておられます。温泉は湯の流れる音を聞き、外から入る風を感じ、静かに目を閉じながら入るのがいいんですよね。海外の方日本の侘び寂びをわかってらっしゃる👏🏻👏🏻


風景にも浸りたいと2階の展望風呂に行くと、人の迷惑顧みず感が強そうな人達が日本語で爆談中。こちらに気を使うこともなく爆談が止まりません。うるさいボケ静かにしろやいムカムカ心の中で叫び、その場を離れました。

写真は鬼石の湯さんのHPよりお借りしました。

さんふらわあくれないの出航時間が近づいてきました別府観光港に向かいます。


坊主地獄から坂を下り、質さんうどんの前を右折したらそこは別府観光港。質さんうどんがこんなとこにも。お昼はここに来たら良かったです。


港に着きました。瀬戸内航路にしてはかなり大きな全長199.9mの船が横付けされています。
デカっ!これがさんふらわあくれないか。先代のさんふらわああいぼりより約50mほど長いとのこと。

フェリーターミナルも北側に移設され新しくなっています。何もかもがおニューキラキラです。

徒歩による乗船が始まりました。身内は徒歩乗船のため先に乗り込むとのこと。

引き続き車両での乗船が始まりました。この緑色のタラップも先代から改良され滑り止めのガタガタがありません。乗船時にドライブレコーダーが衝撃で誤動作する心配もこれでなし。

車両甲板から上にあがると、往路のさんふらわあさつまより遥かに広いエントランスが迎えてくれました。劇場のロビーを思わせます。

出航の様子をデッキで見る方にします。眼下には雨の別府の街が広がります。この山の向こう、阿蘇を越え志布志港から車を走らせ、無事別府までこれたことに感謝と感激です。

18時45分。ずしりと響く汽笛が鳴りファンネルから煙が上がると船が岸を離れます。出航です→煙はイメージです。(注:さんふらわあくれないはLNG船ゆえ、ファンネルから煙が上がることはありません)


船は主人なき旧フェリーターミナルを過ぎて行きます。さらば別府

別府の街とお別れです。九州ともお別れですタラー

船は沖に出ました。瀬戸内航路の船なので揺れはほとんどなくゆっくりと旅情を味わえるはずです。窓から見える瀬戸内の島々が楽しみです。


と言ってはみたものの、夜行便では外の景色は期待できず。船室から外を見る必要性も感じず。


そこで選んだ船室は内側のスーペリア。窓の無い船室です。

写真はフェリーさんふらわあさんのHPよりお借りしました。

内側の船室の良いところはビジネスホテルと同等の設備がついている割にリーズナブルなこと。もう一点は海の音が聞こえないことです。→これは大事。


太平洋航路に乗船した際、窓のあるは船室は、船が水を切るたびパシャー、パシャー、ドン!バシッ!ミシミシと波が船を叩く音が聞こえます。その波の音で目が覚めてしまいます。→単にお年頃からくる早起きかも 笑


窓がある船室。写真は一昨年正回りの復路で乗船した、さんふらわあさつまデラックス


当然、往路の太平洋航路は内側の船室のスーペリア。波の音が聞こえず熟睡できました。→単に飲み過ぎで意識が無かっただけかも 笑

写真はフェリーさんふらわあさんのHPよりお借りしました。

朝を迎えました。大浴場が5時にオープンするやいな展望朝風呂に浸かり。5時30分からオープンするレストランに向かいます。


レストランがオープンしている時間は45分間。食べる速度がメチャクチャ遅い筆者には酷な時間設定です。


とりあえず頂きま〜す。さんふらわあカレーは外せません。

食事が終わる頃、船は大阪南港に着岸の準備を初めました。方向転換をし着岸します。今日はタグボートが手伝うようです。今日の船は重たいのかな?


さんふらわあくれない。もう少し長い時間乗りたかったです。でも寝るだけの夜行便ならばこんな贅沢な作りは要らないですよね。


あ!違う。違う!


お年頃からくる早寝ゆえ、乗船中殆ど意識がなかった私がいけなかったです。

さんふらわあくれないに乗船した際は、夜更かしが必須。次は頑張って夜更かしします。💪


長々綴りましたが、これで逆回りシリーズを完結します。最後までお付き合い頂きありがとうございました。


おわり


さんふらわあくれない。さんふらわあさつま船中より撮影