Buenas noches!
こんばんは

彩りと笑顔を皆様にお届けしたいアルテサニア・マヤのmayaです

先日、公民館講座『人にやさしいまちをつくるチャレンジ講座』を終了しました

10月から始まり、1月まで、13回にわたる講座で、私たちはサークルみんなで参加するということになりました

最初、この「人にやさしいまち」という名前に、あまりピンと来ていなかったというのが正直な気持ちでした

人にやさしいまち??って一体なんだろう?
なんとくこの街に住み始めて、どうしたら街全体を良くできるか、お恥ずかしながら、考えたこともなかったのです

今、家族をもち、ここに住み、子どもを通して見えてくる世界が私の街であり…
この道路もう少し広いといいな
ここ危ないな
もっと育児に関する情報がほしいな
どこにいったら、この辛さをわかってもらえるのかな
あまりにも漠然としたテーマで、どこから手をつけたら良いのか全くわかりませんでした

毎回この講座には、様々な分野から専門家の先生がいらっしゃいました。
テーマは、、、
東日本大震災のこと
認知症サポーター養成
コーチング
傾聴
手話体験
プレゼン力をあげる
etc...
本当に盛りだくさんで、参加者の方々も30代~80代までという幅広い年齢層。
私にとって、この講座が初めてママ以外の西東京の方と接する機会でした

毎回、自分がいかに街への意識が低く、知識がなかったのか思い知らされました。
周りの先輩方々は街を知り、問題意識を持って参加されてる方ばかり。
いつもタジタジでした

わからないこと、無関心なことが一番避けたいこと。
私がラテンアメリカについて知ってほしい、関心を持ってほしい、という想いと同じ

とにかく関心を持てるよう、少しでも知れるよう、ただその場にいるだけでもいいや!という気持ちで、怖々参加し続けました

行政の方が来る回もあったのですが、私は言われることを素直に聞いていましたが、他の方々が「そんなのはキレイごとだ!」とおっしゃるのを聞いて、何年もこの街に住み、どういう問題があるのかを知っている方々の話しは本当に参考になりました。
知らないことがたくさんありすぎる。。。
グループごとに発表をする回があったのですが、私は育児のチームでした。
育児で困ったことや、あったらいいなということ、それを解決できるにはどんな機関があるかなどをまとめて、みんなで発表しました

私も娘の検診で受けたちょっと傷ついた体験などを話してみました

意外にも、他の方にもそんな体験があったということ、話してみて、初めて知ったことがたくさんありました。
口で伝えること
自分の思いを伝えることって
こんなにも大切で
人と想いを共有することで
痛かった心がかなり癒される
ということが、よくわかりました
西東京市は他の場所に比べたら、かなり公民館や育児に関して手厚いと聞いたことがあったけれど、私が感じた市の対応はどうだったかな

いろんなことを、ただ聞いただけじゃなく、自分に置き換えて考えてみました

身近に家族がいなくて、知り合いもいない中での子育ては辛かった。。
どこでこの気持ちを聞いてもらえるのか、わからない。。
毎日毎日、命を預かる大きな責任。。
頼れるのはネットだけ。。
遠くにいる友人たちだけが頼り。
遠くから駆けつけてくれた友人が、どれだけありがたかったか。
毎日泣いてました
講座を重ねるうちに、一市民として、不便と思っていることを適切な場へ伝えることが大切なのかも?!と思うようになりました。
私のような想いをしているママが一人でも減るように、何かできないか。。。
産後は忙しすぎてネットを開く余裕さえない。
妊娠中は育児書を読んだり、時間がけっこうあるからそんなときに、どんな機関があるのか知りたかった!
けれど、市からもらう情報にはたいした情報はありませんでした

「無ければ自分たちで作ったら良いよ」
前回受講していた講座でも、今回の講座でも、講師の方から発せられたこの言葉が、また私の中にスルリと入ってきました

私が欲しかったと思う情報をまとめてみたい

そんな気持ちがムクムクと湧いてきました。
私の理想の街は、
みんなでワイワイと
ラテンの国みたいに
ちょっとお節介だけど
いろんな人たちが関わりあって
みんなが一つの家族みたいになること
グアテマラやメキシコでは、ちょっとわかんないことがあれば、目の前にいる人に聞いちゃえば良いんです。
誰も知らんぷりなんてしない。
ごめんね!時間あまりないの!と言いながらでも、みんな親切に教えてくれます

そういう気持ちが、とっても嬉しくて、あったかくなる

あちらでは普通でも、日本ではそれが普通じゃない。
だから、私はラテンの国に惹かれるんだな、と今更ながら再認識しました

そういうちょっとした心遣いのできる街だったら、どれだけ住みやすいだろう。
たとえ血の繋がりのない人でも、疑似家族みたいに関わりあうことができたら、どんなにいいだろう。
みんなで子どもを育てる
一人暮らしの高齢者もみんなで見守る
話し相手になれる
みんなで、できることを、自分サイズでやる

そんな街だったら、どんなにイイかな!と思いました

最終日、それぞれがこの講座で学んだことをみんなの前で発表しました。
これがみなさん熱かった

私は人前で話すのがと~~っても苦手なので、この最終日、ズル休みしちゃおうかと思っていたくらい

書いていったものを読んでたらすごく緊張したので、思ってることを言ってみたら、す~っと緊張が緩みました。
ラテンに絡めてお話したんです

私はラテンの国のことしか知らないし、ラテンの国々の生活は大変でも明るく楽しく生きる術を持っていることを見ていたから

いつでも私にとってあちらの家族は理想の家族なんです

私の発表のあと、「よかったよ!伝わってきたよ!」
と言ってくれる人がいて、本当に嬉しかった

3ヶ月間に渡ったこの講座で、たくさんのことを学ばせてもらいました。
娘が風邪ひとつひくことなく、公民館の保育室に通い、私もおかげで全て出席することができました

保育をしてくれたボランティアさんにも感謝感謝です

ボランティアさんの要請をするのも初めてのことで、そういう機関があることも知れて、何度もコーディネーターの方にお電話したりして、いろいろ勉強になりました。
難しいと思っていたことも、やってみたらだんだんできるようになって、また次のステップに行けるようになること、すごく嬉しいです。
育児って自分の思う通りにならないことばかりで、そんな中で、一つ一つクリアーできるのが本当に嬉しいものなんですね

講座途中には、NHKの取材が入って、あさいち!にチラ写りしたりと、嬉しいハプニングもありました。
本当に良い思い出になりました

ずっとこの街に住み続けたいと思えるようなそんな街を子どもたちに残せる様、できることをやっていきたいと思っています

まずは、みんなの居場所で居心地の良い空間を作ること、ママたちに有益な情報を渡すこと、それから地道に始めようと思っています

たくさんのご縁をこれからもつなげて行きたいです

私らしくラテンでいこうと思っています

グアテマラ&メキシコ民芸雑貨アルテサニア・マヤ