何年か前にラテンビートフィルムというラテンの映画祭で、「線路と娼婦とサッカーボール」というグアテマラの映画を見ました。

当日、監督も舞台挨拶にきていて、会場は満席!!
すごい熱気の中、映画は上映されました流れ星

先日、友達からこの映画のDVDをもらい、また見てみることにしましたクラッカー

$大好き グアテマラ♪



グアテマラシティ線路と呼ばれる貧民街ラ・リネアの売春婦たちが、自分たちの置かれている状況を世の中に伝えるためサッカーチームを結成するというドキュメンタリー映画ですサッカーボール

スペイン人監督チェマ・ロドリゲスによる作品で、最初、グアテマラシティのギャングについて映画を撮ろうとしていたところ、彼女たちの存在を知ったといいます。

蔑まれ、暴力の犠牲になることの多い売春婦たちが、声をあげようとしているその瞬間を撮ろう!となんていいタイミングだったのでしょうかキラキラ






ただの売春婦なら誰も話しを聞いてはくれないけど、サッカーを通してなら聞いてもらえる、と彼女たちがいつも暴力や差別の対象になっていることを世の中に訴えようとします流れ星

徐々に彼女たちのサッカーチームは話題を呼び、スポンサーがつき、グアテマラ内をサッカー遠征したり、エルサルバドルにまで遠征したりと、テレビでも報道され、彼女たちの置かれている状況や貧困について関心が集まるようになりました。

汗でエイズがうつる!と言われ、サッカーチームを除名されそうになったりと、差別も受けますが、彼女たちはそんなことにも負けずに立ち向かって行きますメラメラ

$大好き グアテマラ♪


彼女たちは、
娼婦である前に、一人の女性であり、母である
と言います。

家族のために、みんな一生懸命生きているんですキラキラ
男の世話になることなく、たったの2ドル半の仕事でも誇りを持って働いています。

その強さが子供を守る母の顔で、どこの国でも同じなんですねハート*キラ

娼婦というと全く違う世界の人のように思えますが、この映画は、彼女たちも私たちと同じく今を一生懸命生きる人で、親近感させ感じさせてくれます。

一人一人、悲しい現実が目の前にあっても、負けることなく自分の力で人生を切り開いて行く力を持っていることにすごく励まされますハート

娼婦をやめたおばあちゃんは、片目を男の暴力で失い、悲しい人生を歩んできたのに、今こうして生きていることに感謝しています。その姿が本当に逞しくて、元気づけられます流れ星

修羅場をくぐりぬけた人はこんなにも優しくて強いんですねひよこ




その後、このサッカーチームはなくなってしまったそうですが、彼女たちの人生に今も何かしらの影響を与えているのでしょうね音符
彼女たちも娼婦を辞めた人もいれば、そのままラ・リネアで娼婦を続けている人もいます。

彼女たちのその後をyoutubeで少し見ることができました。
おばあちゃんがスペインに招待されて行っているのを見ました!お洋服も髪型も見違える様でしたキラキラ


未だ貧困に苦しむグアテマラとは違う世界に住む私たちには理解することは難しいかもしれませんが、こういう世界があることをもっともっと知らなくちゃいけないと思わされた作品でした。

貧困や暴力、差別の中に生きてる彼女たちの底抜けに明るいパワーは本当にすごいです星
元気をたくさんもらえる映画でしたhachi



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