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新しい税金~マイナスの税金

今回は、日本ではまだ実現されていない新しい税金について、ご紹介します。

その税金は、「負の所得税」ともいわれていて、言い換えると「マイナスの税金」ということです。税金というのは、元々支払うものですから、それがマイナスということは、「逆にもらえる」ということ?そうです、この新しい税金は、お金がもらえるかもしれない税金なんです。

■給付付き税額控除

その新しい税金の名前は、「給付付き税額控除」と言います。

給付付き税額控除とは、納税額が少なく税額控除の効果が及ばない低所得者に対して、所得の額に応じた「現金給付」又は「税額控除」を行う仕組みです。イメージとしては、納税額があるうちは税額控除を行い、引ききれない分を給付金として支給するというものです。納税額が発生しない非課税の方は、全額給付金の支給となります。ただし、上記はあくまでイメージで、実際のやり方は税金は税金で納めて別に給付金を支給するなど様々な手法が考えられます。

■税金と社会福祉の一体運営

給付付き税額控除の目的は、

・就労インセンティブ
・子育て支援
・貧困対策
・付加価値税の負担調整

といわれています。

また、この制度の利点は、「税金と社会福祉の一体運営」です。

例えば、今までの制度では、税制が「子育て世代を応援しよう」と考えて、「子ども控除(仮)」などの税額控除制度を設けても、納税額が少なかったりすると、その恩典を受けることはできません。

しかし、この給付付き税額控除であると、その分、給付金として支給できることになり、当初の目的である「子育て世代の応援」が実現できることになります。

■海外の動き

この制度、実は、欧米を中心に既に導入されています。

(例)
・アメリカ
勤労所得税額控除
子女税額控除

・イギリス
就労税額控除
児童税額控除

・フランス
雇用のための手当

■で、日本の動き

日本でも、この給付付き税額控除は、近々導入されることになりそうです。

所得税法等の一部を改正する法律の附則104条にも、
「・・・高所得者の税負担を引き上げるとともに、給付付き税額控除(給付と税額控除を適切に組み合わせて行う仕組みその他これに準ずるものをいう。)の検討を含む歳出面も合わせた総合的な取組の中で子育て等に配慮して中低所得者世帯の負担の軽減を検討すること・・・」と明記されました。

ちなみにこの制度は、民主党も、消費税の逆進性緩和策として適当であるとして、導入に前向きです。「安心社会実現会議」や「経済財政諮問会議」でも、導入に前向きな議論が進んでいるようです。

注意点としては、不正予防だと思われます。

アメリカでは、不正給付が20%超にのぼり、IRS(内国歳入庁)が改善を実施しているようです。

もしかしたら、この給付付き税額控除は、来年の税制改正の目玉の1つになるかもしれません。


皆さんにも影響が大きいと思われます(特に子育て世代?)ので、ニュースなど注意してみておきましょう。

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http://www.just.st/?in=7158268

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