鹿島の洗礼

 

ルヴァン杯  

0-3

 

選手評のみ

 
 

 

 

守田 頑張れ!

後ろで回すに当たってGKからのロングパスが通らず苦労した。得意なプレーではないにしろ求められた役割はこなせなかったか。

何より2点目のシーンなどでステップを合わせきれずセーブの面でも後手を踏んだ。

苦しんだ試合を支えきれなかった

 

今掛 頑張れ!

プレー速度、判断の面で苦労し続けた。

後半湯澤が出た時だけ輝いたが、彼のプレーエリアを作ってくれた時にはあれだけのプレーが出来る!というのは魅せた。

逆に前が停滞してる時に動かすプレーは難しかったか。守備でのポジション取りにも苦労。

 

松本 頑張れ!!!

今日はお勉強の日。

高さに速さにドリブルに翻弄され続け、縦パスも悉く止めたられた。

プレーを辞めたくなるほどのパニックの中でも、果敢にボールへのプレーを止めなかったことを評価したい。

これから伸びれば良い!

 

田代 及第点

大混乱のチームのなか、苦境はお手の物と言わんばかりに鼓舞し、プレーし続けた。

何かを変えようとし続けた1人だった。

気の強さが良い方向に出て、競り合いにも負けず最後の壁であり続けた。

 

内田 頑張れ!!!

前半はいいテンポで回すシーンはあったものの、後半は焦って攻めに出ようとしすぎて何本もパスを引っ掛けてしまった。

苦しい時に我慢できないのは厳しい。

もう少しプレーの選択を広げたい。

面白いのは試合前練習で松本、田代、内田の3人でクリア練習していた。

今掛と相良がクロス練習していたのに、額面通り3バックではなかった、というのは非常に面白い。

 

 

福井 頑張れ

高校1年生での、初先発。

それが鹿島相手だとさすがに苦しんだ。

中に入ってのプレーも選択にあったはずだが、すぐ奪われてしまう展開の中で、守備に戻るだけのシーンが続き、違いは生み出せなかった。

まずはこのテンポ、スピードになれる所からか。頑張ってほしい!

 

梁 頑張れ

パスの展開や繋げる所での貢献は流石。

ギリギリ及第点にもなりそうだが、守備での甘さが失点に繋がっただけに、ボランチとしての評価はやや厳しいものになった。

センスや読む力は健在だし、試合への貢献も確かにあった。

 

島川 頑張れ

序盤は無難にプレーするも、ボールを引き出すことも少なく、試合への貢献は少なかった。

守備での強さは見せたものの判断の遅さも目立つ。

後半は良く受けるようになったが、それがあの失点を生んだ。

この試合への評価は厳しくなってしまうが、あそこでのチャレンジを止めなかったことは高く評価したい。

あのミスこそ、ボールを受けに行った、チャレンジの結果として、評価したい。

 

相良 がんばれ

彼のサイドとしてやれる事はやった、という所か。やれる事は限られてる中で持ち味は出せなかった。

守備で輝く選手ではないだけに苦しい試合だったか。左足でのクロスも見せたものの、回数は少なく。

 

石井 頑張れ!

間で受けようとするものの、鹿島は目を離さずフリーになれなかった。

後ろでのビルドアップに苦労していたのもあり、いい形ではもらえず。

そうなると潰されてしまい次の展開を見せることは少なくなった。こういう試合はこれからもある。

そういう時にどうプレーするのか、良い学びになったと思いたい。

 

 

豊田 頑張れ!

ポストで身体を張るも引っ掛けてしまうシーンは目立った。

PKは運もあるとは言え、こういう場面を決めてきた豊田だけに、落胆は大きい。

これで終わる選手じゃないと思う。

 

 

ーーー

湯澤 良い

彼のプレーにより右サイドだけでなく、鳥栖を活性化させた。

中に入る、降りるプレーで今掛を押し出し、流れを作り出した働きは賞賛に値する。

それだけに怪我での交代が悔やまれる。

大事でなければ良いが。

 

樋口 及第点

やはりレギュラー組は自信が違うのか、1つひとつのプレー強度、パススピード、プレースピードが違った。

簡単に取られない事で試合の流れを呼び込んだ。

 

松岡 及第点

やはりさすがの強さを披露。

プレースピードの違いは単なる足の速さではなく、彼の判断、決断の速さを物語る。

サイドへのパスのコースも数cmの差だが、それが大事だと感じさせてくれた。

 

中野 頑張れ

この試合に関して言えばミスは多かった。

しかし後ろで1人剥がして前を楽にさせる意図があったように感じる。そこは評価したい。

しかしそこでプレスの速さに負けてしまったのは残念。

逆に守備では土居のカウンターを1人で止めてしまうなど、非凡さは際立った。

 

山下 及第点

この時間ではやれる事も限られていたか。

それでも決定機を作っただけに決めたかった。

彼の頑張りというのは間違いなく貢献してくれた。

 

 

 

 

総括

試合としては苦しい試合だった。

しかし島川のプレーの変化や田代のリーダーシップ

松本が最後まで戦ったことなど、

プレーそのものが足りなかったこととは別で得たものは大きい。

挑戦したからこそ得たもの。

 

例えば松本が狙われてると分かってもそこを枚数増やすのではなくあくまでもいつもの鳥栖のやり方を貫いた。

 

それはJでやるにはこのレベルが必要だ!とのレッスンにもなった。

 

レギュラー組のプレースピードの違いやさすがのプレーもあった。

 

決してサブとして経験の為の試合ではなく勝ちにいったはず。

その中でリーグとの違いをあげるならば鳥栖のやり方を貫いたという事か。

 

こういうプレーが必要

ならばこういう技術が必要

 

今日足りなかった物は、後に足りてればいい。

 

 

間違いなく鳥栖が強くなるための糧となる

そう感じた試合だった。